今回の難読漢字は「毬栗」「形而上」「千五百」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「毬栗」
「毬栗」の読み方をご存じでしょうか?
「毬」は「まり」と読むため「まりくり」と読んでしまった方もいるかも知れませんね。
しかし、残念ながら不正解です。
栗に関係がある言葉のようですが…
あなたには正しい読み方がわかりますか?
「毬栗」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 素手でさわると痛い、アレに包まれたままの栗のこと
- 男の子の丸刈り頭を「毬栗頭」と呼ぶことも
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「毬栗」の読み方!正解は!?
正解は「いがぐり」です!
いがに包まれたままの栗のことを「毬栗(いがぐり)」と呼びます。
よく聞く言葉ですが、漢字で書くと意外に読みにくいですね。
ヒントで紹介したように、男の子の丸刈り頭を栗のイガに例えて「いがぐり頭」と呼ぶことも。
「毬」という字は中心に引きしめるという意味を持つため、毛を堅く中に詰めた「まり」と読むことができます。
同じく、栗のいがも固くて丸いため「いが」とも読むことができるのです。
2問目はこの漢字!「形而上」
「形而上」の読み方をご存じでしょうか?
パッとみたイメージで「けいしじょう」と読んでいた方が多いかもしれませんが、それは間違いです。
かなり哲学的な言葉ですよ。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「形而上」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇〇」の6文字
- 形のないもののことです
- 哲学には形而上学という学問があります
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「形而上」の読み方!正解は!?
正解は「けいじじょう」です!
形而上の「而」という漢字は「じ」や「なんじ」などの読み方がありますが、「し」とは読めないので「けいしじょう」という読み方は間違いになります。
「形而上(けいじじょう)」とは、ヒントでも示したように、形をもっていないもののことです。
たとえば、人間の心や魂も形がないので「形而上」だといえますね。
哲学では、私たちが普段捕らわれている時間や空間を通した経験によっては認識できない、超自然的、理念的なものを「形而上」と呼んでいます。
最後はこの漢字!「千五百」
「千五百」の読み方をご存じでしょうか?
普通に読むと「せんごひゃく」ですが…
今回はもう一つの読み方を正解とします。
全く見当もつかない?
意外と素直な読み方なので、よーく考えてみてくださいね。
「千五百」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字
- 「千代紙」「五つ」「八百屋」の3つから読み方を推測すると?
- 数が非常に多いことを意味します
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「千五百」の読み方!正解は!?
正解は「ちいお」です!
2つめのヒントから解読すると、「千代紙(ちよがみ)」の「ち」+「五つ(いつ・いつつ)」の「い」+「八百屋(やおや)」の「お」で、「千五百(ちいお)」になります。
意味はヒントの3つめにあるように「数が非常に多いこと」や「無数であること」です。
また、「ちいほ」という読み方もあり、「千五百秋(ちいほあき)」は「とても長い年月」という意味。
「千五百」を「ちいお」や「ちいほ」と読むのも意外ですが、数が多いことを指すというのも意外ですね。
ちょっと覚えておくと、物知りだねって言われるかも。