漢字読み講座

「飃」「維納」「猫鼬」これら3つの漢字の読み方がわかりますか?

今回は「飃」「維納」「猫鼬」です。

見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。

あなたは全部読めますか?

1問目はこの漢字から!「飃」

「飃」と書いて、なんと読むか分かりますか? なんと(ひょう)以外にも読み方があります! さあ、なんと読むでしょう?

「飃」読み方のヒントは?

ヒントは全体で5文字、「〇〇〇〇〇」となります。 漢字の中に風があることから、ある風の名前です。 何か思い当たるものはあるでしょうか?

「飃」読み方のもうひとつのヒントは?

最初の一文字目は「つ」です。 風にも色々種類がありますが、こちらは突風の一種で、 強めの部類になりますね。 これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?

「飃」の読み方、正解は・・・

正解は・・・
「つむじかぜ」
です!

つむじかぜは、地表の近くで上昇気流が発生し、 渦巻状に立ち上る突風の一種です。 つむじかぜは他にも旋風や辻風と表記し、特に旋風のほうは その業界に大型新人が登場した際など、新しい風を吹き込んだという どちらかというと好意的な意味で「旋風を巻き起こす」などと言われますね。 似たような言葉で「疾風怒濤」とありますが、こちらはとにかく激しさを 表現し、激しく強い風と荒れ狂う波という意味で、風だけではないことに注意です。 最近だと将棋界の藤井聡太さんや、野球界では大谷翔平さんなど、 事実は小説よりも奇なりを体現する旋風が巻き起こっていますね。 次はどんな新しい風が吹くのか、とても楽しみです。

2問目はこの漢字!「維納」

「維納

これ、何と読むかわかりますか?

 

漢字は簡単に見えますが、

読めたらすごい!という超難読漢字なんです。

 

さあ、あなたは何と読みましたか?

 

「維納」読み方のヒント!

 

「維納」は、一見すると何かを納めるというような言葉に見えますよね。

「いのう」と読んでしまいそうですが、これは不正解!

 

実際は、とても意外なものの当て字なんです!

しかも漢字検定1級以上の読み方。

読めれば漢字マスターと誇ってOKです!

 

さて、あなたは何と読みましたか?

 

「維納」の読み方、正解は…

気になる正解は…

 

 

 

 

「ウィーン

です!

 

「維納」は、

「オーストリアの首都」のこと!

 

音楽の都として知られ、ウィーン少年合唱団でも有名ですよね。

ドナウ川のそばにある都市で、多くの自然に囲まれている街でもあります。

 

海外の国名や都市名を漢字で表す際、一般的なのが当て字。

「亜米利加(アメリカ)」や「巴里(パリ)」などがそうですよね。

ですが「維納」は読みに即していません。

 

実はこれ、中国語で「ウィーン」を表す「維也納」が由来となっているんです。

それにしても「也」はどこに行ったのでしょうか……?

 

謎は残りますが「維納」=ウィーンというのは覚えられたと思います。

これを機にスマートに読めるようになりましょう!

 

最後はこの漢字!「猫鼬」

「猫鼬」の読み方をご存じでしょうか?

「ねこいたち」と読むのはもちろん間違いです。

漢字から推測されるように、動物の名前ですが…

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「猫鼬」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字
  2. 通常はカタカナで表記し、4文字目は長音符号の「ー」です
  3. 沖縄に生息する動物の名前

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「猫鼬」の読み方!正解は!?

正解は「マングース」です!

「猫鼬(マングース)」は沖縄のハブを駆除する目的で、1910年にガンジス川流域から持ち込まれました。

ところが日本に輸入されたマングースは昼行性で、ハブは夜行性。

しかも雑食性のマングースだったため、わざわざハブと戦う必要はなかったのです。

結果、マングースは沖縄の生態系に被害をもたらす動物として問題となっています。

1985年~2005年の20年間だけを見ても、沖縄のヤンバルクインナは40%も減少したということです。

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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!