今回のお題は「含嗽」「挘る」「鰰」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「含嗽」
「含嗽」は、見慣れない漢字だという人が多いのではないでしょうか?
「含」は「含む(ふくむ)」という漢字だと分かりますが、「嗽」は・・・?
手がかりがなくて、読めそうにもないですよね。
でも、実は毎日外から帰って来たら必ずする、身近なものを表している漢字なんです。
さっそく見ていきましょう!
「含嗽」の読み方のヒントは・・・?
それではヒントです!
家に帰って必ずすることと言えば・・・手洗い?うがい?着替え?入浴?夕食?
このどれかに答えがありますよ。
コロナ禍で役に立つものです。
そして、「含嗽」の漢字をよくよく見てください。
体の一部分の漢字が含まれているのが分かりますか?
それがヒントです!
もう、分かりましたか?
「含嗽」の読み方の答えは・・・?
正解は、「うがい」でした!
「含嗽」には、「口(くち)」の漢字が使われているのがヒントでした。
実は「含嗽」の「嗽」一文字だけで「うがい」と読みます。
また、「嗽」は「せき」とも読みます。口から何かを出すことは共通していますよね。
「含」が付くと、口に水を含んで出す様子がより伝わる気がします。
ちなみに「うがい」の語源は、「鵜飼い(うかい)」にあると言われています。
鵜飼いは、鵜(う)という鳥に魚を捕まえくわえさせた後で吐き出させる漁法です。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
2問目はこの漢字!「挘る」
「挘る」の読み方をご存じでしょうか?
「劣る」は「おとる」と読みますが、よく見ると「挘」には手偏がついています。
あまり見かけない「挘」という字は一体何と読むのでしょう。
漢字検定1級レベルの難問です。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「挘る」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇る」の3文字
- 力づくで少なくするという意味です
- 庭の雑草を挘る
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「挘る」の読み方!正解は!?
正解は「むしる」です!
「劣」は「おとる」という意味なので、「劣」に「手偏」がつくことで「手で力づくで少なくする」という解釈になります。
「挘(むし)る」は日常的に耳にする言葉ですが、読みにくかった人が多いのではないでしょうか。
以下は「挘る」を使った例文です。
- インゲン豆のヘタを挘る
- セーターの毛玉を挘り取る
- 魚をの身を挘って食べさせる
また「毟る」と書いても「むしる」と読むことができ、意味は同じになります。
最後はこの漢字!「鰰」
「鰰」の読み方をご存じでしょうか?
魚編に神と書いて「ぎょしん」と読むのはもちろん間違い。
魚編が付く漢字なので、答えは魚の名前ですよ。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「鰰」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
- カミナリウオ、シロハタなどとも呼ばれます
- 秋田県の県魚です
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「鰰」の読み方!正解は!?
正解は「ハタハタ」です!
「鰰(ハタハタ)」には「鰰」以外にも「斑斑」「雷魚」「燭魚」など様々な漢字表記があります。
ハタハタは秋田県民の生活に欠かせない魚だったため、秋田の県魚としても有名。
また、兵庫県但馬地方では「ハタ」とも呼ばれ、鳥取県などでもよく食される魚です。
調理法としては塩焼きが一般的ですが、煮つけや干物にも向く魚です。
11~12月になると産卵期を迎えるため秋田県ではハタハタ漁が行われ「ブリコ」と呼ばれるハタハタの卵も人気があります。