「綸子」を何と読みますか?
きらきら、艶やかで滑らかな手触り…
早速ヒントを見てみましょう!
「綸子」の読み方のヒントは?
1.「綸子」をひらがなにすると、3文字になります。
2.「綸子」は、花嫁衣装や振袖によく用いられます。
3.『薄く染めた綸子の被布に、』夏目漱石「虚美人草」より引用
4.『綸子からすべり出でけりけふの月』立花北枝
正解は…
正解は「りんず」でした!
「綸子」とは、経糸と緯糸がどちらも撚(よ)らない糸を使って、「朱子織(しゅすおり)」という織り方で作られた生地。
ややこしいですが、朱子織した生地の一種が「綸子」です。
「綸子」は、光沢に文様が美しく浮かび上がる独特の高級感が特徴。
華やかですが薄手の生地なので、暑い季節の着物によく使われます。
ちなみに、洋服地ではダマスクと呼びますよ。
「綸」の音読みは「リン・ロン・カン」、訓読みは「いと」「綸める(おさめる)」、漢検1級、14画の漢字です。
「綸」という漢字には、天子の言葉、おさめるという意味もあります。
「綸」の左側にある糸へんは撚り糸(よりいと)の象徴。
右側は「三直線が合う象形」と「文字を書くために紐で編んだ札の象形」。
「糸すじの整った糸」すなわち筋道を立てるという意味の漢字です。