今回の難読漢字は「晦ます」「恐れ」「恂に」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「晦ます」
「晦ます」と書いて、なんと読むか分かりますか?
「日」に毎日の「毎」と書いて「晦」です。
よく使われているのは「晦日」と書いて(みそか)。
月末の事で月が隠れる様子から付けられたのだそう。
他にも「大晦日」(おおみそか)なんていいますよね。
さて、「晦ます」と書いてなんと読むでしょうか?
「晦ます」読み方のヒントは?
「晦ます」とは、見つからないように身を隠すこと、人目を盗む、ごまかすことを言います。
「姿を晦ます」
「行方を晦ます」
なんて使いますね。
嫌いな人を避けているだけなのに、避けている人がわざわざ「あいつは行方を晦ましやがった」なんて言うのはあるあるです。
最近だとLINEの返事しないだけで「行方を晦ませた」なんて言われますね。
スルーが何度も続けば、勝手に気が付いて欲しいと思うのは小心者なのでしょうか?
「晦ます」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇す」です!
さて、もうわかりましたか?
「晦ます」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「くらます」
です!
「人の目を晦ます」とも使いますね!
ぜひ、覚えておきましょう。
2問目はこの漢字!「恐れ」
「恐れ」と書いて、なんと読むか分かりますか?
恐怖の「恐」ですが、もちろん(きょうれ)とも(こわれ)とも読みません。
しかし、イメージは合っていると思います。
さて、「恐れ」と書いてなんと読むでしょうか?
「恐れ」読み方のヒントは?
「恐れ」とは、ずばり恐怖の事。そして不安の事です。
将来に漠然とした不安があり、しなくてもいい心配をしたりするのも「恐れ」ですね。
それから「恐れおののく」なんて聞いたことがありませんか?
こちらは、恐ろしさのあまり体が震えるという意味です。
ニュースで「降雨の虞れあり」なんて聞けば、傘を持って行ったりと、誰でもできることはしておこうと思うのが本能です。
「恐れ」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇れ」です。
今回の漢字は簡単だったかもしれません。
さて、もうわかりましたか?
「恐れ」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「おそれ」
です!
将来への漠然とした不安を抱えてしまったら、目の前の事だけを一生懸命するのがいいようです。
ぜひ、覚えておきましょう。
最後はこの漢字!「恂に」
「恂に」を何と読みますか?
「じゅんに」以外の読み方で答えてくださいね。
目指せ!漢字マスター!
「恂に」の読み方のヒントは?
1.「恂に」をひらがなにすると「〇〇〇に」です。
2.「恂に」の類義語には「実に」「ほんに」「まさに」などがあります。
3.『逃げてゐるのか恂にハッキリしてゐないが、』坂口安吾「をみな」より引用
4.ビジネス用語や冠婚葬祭の挨拶に使われることが多いでしょう。
正解は…
正解は「まことに」でした!
「恂に」以外の漢字では「誠・真」があります。
誠に申し訳ございません、この彫刻は真に美しい、のように格式張ったシチュエーションで使われますね。
「恂」の音読みは「ジュン」「シュン」、訓読みは「恂れる(おそれる)」「まこと」「恂く(またたく)」、漢検1級9画の漢字です。
人名漢字ではないので、名付けには使用できません。
「恂」を使う熟語
恂恂(しゅんしゅん・じゅんじゅん):まことのあるさま、真面目なさま
恂恂如(じゅんじゅんじょ):優しく穏やかで謙虚な様子
恂然(じゅんぜん):不安になったり心配したりする様子、恐れて慌てる様子
※恂然(じゅんぜん)と同じ読みに「純然」がありますが、意味は全く違うので注意しましょう。