今回は「至適」「間う」「差う」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「至適」
「至適」の読み方をご存じでしょうか?
「至(し)」と「適く(ゆく)」で「しゆく」と読んだ方もいらっしゃるかも知れませんが、残念ながら間違いです。
「適く(ゆく)」は訓読みですが、正解は音読みになります。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「至適」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です
- 「至」は「し」と読んでOK
- 最も適した状態のこと
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「至適」の読み方!正解は!?
正解は「してき」です!
「至適(してき)」とは、何かに最適な状態を示す言葉で、主に医学や医療で使われます。
よく耳にするのは「至適血圧」という言葉ですね。
至適血圧とは、健康状態を維持するために最も理想的な血圧の数値のこと。
また「指摘温度」という言葉もあります。
指摘温度とは、活動するにあたって最も適した温度のことです。
至適の類義語としては「最適」「適切」「相応」などがあります。
2問目はこの漢字!「間う」
「間う」の読み方をご存じでしょうか?
「間」は「ま」と読むことができますが「まう」と読むのは間違いです。
もちろん「あいだう」や「かんう」でもありませんよ。
小学校低学年で習う漢字なのに、送り仮名がつくとたちまち難読になりますね…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「間う」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇う」の4文字
- 「隙間からようすを間う」などと使います
- 注意深く観察するという意味も
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「間う」の読み方!正解は!?
正解は「うかがう」です!
「間う(うかがう)」とは、隙間から覗き見て中のようすを確認すること。
また、ヒントにも示したように注意深く観察するという意味にも使われます。
「間」のいう字は「門」のと「日」という字からできていますね。
しかし本来は「閒」と書き、門構えの中は「月」でした。
つまり、門を閉じても月明かりがもれるようすを表しているのです。
漢字は本当に深くて面白いですね。
最後はこの漢字!「差う」
「差う」の読み方をご存じでしょうか?
そのまま素直に読むと「さう」ですが、もちろん間違いです。
「差」という漢字の意味を考えると、もしかしたら正解がわかるかも知れません…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「差う」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇う」の3文字です
- 「一致しない」という意味
- 「違う」とも書きます
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「差う」の読み方!正解は!?
正解は「たがう」です!
「差う(たがう)」とは、食い違っていたり、差がある状態のこと。
また、一定の基準から外れている場合にも使われます。
「違う」と書いて「たがう」と読む場合もありますが、「差う」を使うのは数値的な差がある場合に多いといえます。
しかし、日常では「たがう」という表現を使うことはほとんどありません。
「ちがう」と言うのが一般的ですが、書き言葉の場合に「たがう」という表現も使われる場合があるでしょう。