今回は「劫かす」「麝香猫果」「魚虎」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「劫かす」
「劫かす」と書いて、なんと読むか分かりますか?
漢字クイズはいつも脈絡もなしに漢字が出てくるので、答えにくい所がありますよね。
「劫かす」もそんな漢字のひとつではないでしょうか?
間違えやすいのは(おどかす)で、こちらは「脅かす」と書きます。
さて、「劫かす」と書いてなんと読むでしょうか?
「劫かす」読み方のヒントは?
「劫かす」は、前や後ろに文がくればとたんに解る漢字でもあります。
「生活を劫かす値上げラッシュ」
など、無限ともいえるほどの長い時間の単位で、目の前のタンコブのような圧迫感で迫って来る事を劫かすといいます。
他にも、脅して奪うことや、おびやかして奪い取ることも「劫かす」といい、
「学生時代の生活を劫かす不良の存在」
なんてのもそうですかね。
なんとも不快な存在です。
「劫かす」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇かす」です。
さて、もうわかりましたか?
「劫かす」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「おびやかす」
です!
「脅かす」と書いても正解ですが、(おどかす)と読んでしまうので「劫かす」と書く方がスマートかも。
ぜひ、覚えておきましょう。
2問目はこの漢字!「麝香猫果」
「麝香猫果」の読み方をご存じでしょうか?
「麝香猫」と書いて「ジャコウネコ」と読みますが「じゃこうねこか」ではありませんよ。
「果」という字が使われているので、果物に関係がありそうですが…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「麝香猫果」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です。
- ジャコウネコのような独特の香りが特徴です。
- 「果物の王様」といえば…?
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「麝香猫果」の読み方!正解は!?
正解は「ドリアン」です!
「麝香猫果(ドリアン)」はアオイ科ドリアン属に属する樹木で、その果実も「ドリアン」と呼ばれています。
また、英名は「dorian」と書きます。
漢字で「麝香猫果」と書かれる理由は、ドリアンがジャコウネコの雄が発する「麝香(ジャコウ)」に似た独特の香りを放つからです。
ドリアンはそのキツイ匂いから、海外では飛行機や車内への持ち込みを制限したり禁止したりしている場合もあるようです。
最後はこの漢字!「魚虎」
「魚(さかな)」に「虎(とら)」と書いて、「魚虎」。
魚なのか?虎なのか?
よく分からない名前ですが、魚の名前なんですよ。
こんな魚知らない!という方も、待ってください。
絶対知っている、漢字からは想像できない可愛い魚の名前なんです。
何と読むのか、早速見ていきましょう。
「魚虎」の読み方のヒントは・・・?
「魚虎」の読み方は、「うおとら」でも「ぎょっこ」でもありません。
漢字からは予測できない読み方なんです・・・
「魚虎」は、フグ科の魚です。
体の表面に無数のとげがあるのが特徴で、身の危険を感じた時や水の外に出た時にまん丸に膨らみます!
読み方はひらがなで「〇〇〇〇〇〇」の6文字ですよ。
もう、分かりましたよね?
「魚虎」の読み方の答えは・・・
正解は、「はりせんぼん」でした!
はりせんぼんは身体に無数のとげがあることから名づけられ、「針千本」と表記することもあります。
それではなぜ「魚虎」という漢字も当てられているのでしょうか。
理由は次の2つがあります。
- 針で攻撃する狂暴さが虎と似ているから。
- 見た目が似ているから。
虎と魚虎(ハリセンボン)の見た目・・・似ていますかね!?
最後までお付き合いいただきありがとうございました