今回は「築山」「膕」「旅客」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「築山」
「築山」と書いて、なんと読むか分かりますか?
そのまま読んで正解ですが、(ちくやま)ではありません。
また、何のことかといえば絶対に見たことのある山の事です。
さて「築山」と書いて、なんと読むでしょうか?
「築山」読み方のヒントは?
「築山」とは、人工的に作られた山の事です。
山というと大げさですが、見た目はちょっとした丘です。
敷地の広い公園などにもありますが、なんといっても私が憧れるのは庭にある「築山」です。
芝生が引き詰められた広い庭に築山があると、それだけで壮大な気分になれます。
「築山」を作るには、それだけ広い庭が必要で手間も暇もお金もかかります。
しかも、あってもなくてもいいようなものなので、本当の意味での贅沢です。
一言でいうとお金持ちの家にしかないですね…。
「築山」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。
さて、もうわかりましたか?
「築山」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「つきやま」
です!
庭園鑑賞などに行った時に、「築山」を見かけたら読み方も思い出してみてくださいね。
2問目はこの漢字!「膕」
あなたは「膕」を何と読みますか?
「胴」でも「脳」でもありません。
早速ヒントを見てみましょう!
「膕」の読み方のヒントは?
1.「膕」をひらがなにすると4文字になります。
2.剣道や弓道をたしなむ人は知っているかもしれません!
3.『出来さうな膝と膕の変な運動であつた。』折口信夫「鏡花との一夕」より引用
正解は…
正解は「ひかがみ」でした!
聞き慣れない言葉なので、答えを知ってもピンとこないでしょうか?
「膕(ひかがみ)」は、私たちの体の一部の名称。
ひざの裏(後ろ側)のくぼんだ部分が「膕」です!
一般的には「膝裏(ひざうら)」と呼ばれますが、別名「よぼろ」「うつあし」「膝窩(しっか)」とも呼ばれます。
汗をかくと痒くなってしまう部分ですね!
「膕」の音読みは「カク」「キャク」「コク」、訓読みはありません。
部首「月(にくづき)」と「國(くに)」を組み合わせた15画の漢字です。
「膕」は、解剖学的にふくらはぎの働きを助ける「足低筋(そくていきん)」に分類されます。
ところで、剣道や弓道の構えでは「膕」を曲げません。
素早く力強い足さばきを実現するために、「膕」をバネとして利用するからです。
膝の裏を「膕」と書けたり、読めたらもっとかっこいい!
機会があればぜひ使ってみてください。
最後はこの漢字!「旅客」
「旅客」が読めない人なんているの・・・!?と思っているそこのあなた。
「りょきゃく」だと思っていませんか?
確かにパソコンやスマホで「りょきゃく」と入力すると、ちゃんと「旅客」と変換されます。
でも正しい読み方は・・・実は別にあるんです。
何と読むのでしょうか?
さっそく見ていきましょう!
「旅客」の読み方のヒントは・・・?
それではヒントです。
「旅客」の読み方は、ひらがなで「りょ〇〇」です。
つまり「旅」は「りょ」と読めばいいわけです。
問題は「客」です・・・
「きゃく」ではなく、「刺客」と同じ読み方をすれば正解です!
もう、分かりましたよね?
「旅客」の読み方の答えは・・・
正解は、「りょかく」でした!
「旅客」とは、「旅をする人」「交通機関に客として乗る人の事」を指します。
旅に必ずと言っていいほど利用するJRの正式名称も「旅客鉄道株式会社」、つまり「りょかくてつどうかぶしきがいしゃ」と読むので覚えておきましょう!
「客」を「かく」と読むのは、「刺客(しかく)」や「旅客(りょかく)」のほかにも、「剣客(けんかく)」や「客員(かくいん)」、「過客(かかく)」などがあります。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!