今日の難解漢字は
「三竦み」
「赦す」
「痩ける」
「鳥黐」
「蕺」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「三竦み」です!
「三竦み」の読み方をご存じでしょうか?
「さんうとみ」と読むのは間違いです。
「竦」という字は「疎む(うとむ)」に似ていますが、ちょっと違いますね。
それでは一体何と読めばよいのか…
あなたには正しい読み方がわかりますか?
「三竦み」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇み」の5文字
- じゃんけんのグー、チョキ、パーのような状態
- 三竦みの状態なので争いは起きないだろう
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「三竦み」の読み方!正解は!?
正解は「さんすくみ」です!
「竦」という字は「竦む(すくむ)」と読み、緊張や恐怖で動けなくなること。
そして「三竦み」は三者が互いにけん制しあって、身動きが取れなくなっている状態をいいます。
「三竦み」の由来は中国の書物にある「蛇はナメクジを恐れ、ナメクジは蛙を恐れ、蛙は蛇を恐れる」という話。
ヒントで示した「じゃんけん」のグー、チョキ、パーも、三竦みの関係にあるといえます。
2つ目の漢字は「赦す」です!
「赦す」と書いて、なんと読むか分かりますか?
どんなことでもサラッと「赦す」ことができれば、自分自身も楽に生きられるのかもしれませんが、
それができないからこそ苦しんでいる人は多いです。
さて、「赦す」と書いてなんと読むでしょうか?
「赦す」読み方のヒントは?
「赦す」という漢字は、容赦(ようしゃ)の「赦」です。
そして「赦す」の意味は、罪や過失を咎めないということです。
漢字自体はあまり見ないかもしれませんが、口ではよく使っているのではないでしょうか。
「赦す」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇す」です。
さて、もうわかりましたか?
「赦す」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「ゆるす」
です!
答えが分かった所で、気になるのは「許す」と「赦す」の違い。
許すは、基本的に許可する、認めるといった意味合いで使うのに対し、
赦すは、罰や償いを伴う事に使います。
わかりやすくいえば、付き合っている彼の浮気を「許す」のと、結婚している夫の浮気を「赦す」のとは違いますよね。
ゆるす、ゆるさないという気持ちで悩んでいる人は、ゆるすことが本当に相手のためになるのかどうか考えてみるといいでしょう。
ぜひ、覚えておきましょう。
3つ目の漢字は「痩ける」です!
「痩ける」の読み方をご存じでしょうか?
「痩せる」は「やせる」ですが、もちろん「やける」ではありません。
よく耳にする言葉なので、勘の良い方はすぐにピンとくるのではないでしょうか。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「痩ける」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇ける」の3文字です
- 「やせ〇ける」という言葉はよく耳にします
- 「病に〇けた体が痛々しい」などと使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「痩ける」の読み方!正解は!?
正解は「こける」です!
ヒントで紹介しましたが「やせ痩ける」という言葉はよく耳にしますね。
「痩ける」とは、肉が落ちて痩せ細ってしまうことを言います。
「やせ痩ける」と言うと、単に「痩せる」や「痩せ細る」と表現するよりも、さらに頬の肉や体の筋肉まで落ちて痛々しい姿を想像させますね。
近年はますますダイエットが盛んになっています。
健康的に痩せるのは良いのですが、やせ痩けるような無理はしないように気をつけたいものです。
4つ目の漢字は「鳥黐」です!
本日の難読漢字クイズは「鳥黐」です!
2文字目はあまり見かけない漢字ですね…
早速ヒントを見てみましょう。
「鳥黐」の読み方のヒントは?
1.「鳥黐」をひらがなにすると4文字になります。
2.『鳥黐のような浮洲に完全に乗りあげてしまった。』久生十蘭「海難記」より引用
3.昔の賽銭泥棒は「鳥黐」を使うことがあったそうです。
正解は…
正解は「とりもち」でした!
「鳥黐」とは、植物の樹皮や果実などを原料にした粘着性のある糊状のもので、木の枝や竿の先に塗り付けて鳥や虫を捕まえるのが主な用途として知られています。
原料や作り方は地域によってさまざまですが、一番ポピュラーなのはモチノキやヤマグルマという木の樹皮です。前者は「シロモチ」、後者は「アカモチ」と呼ばれます。
「黐」の音読みは訓読みは「チ」、訓読みは「もち」「とりもち」、漢検1級23画の漢字。
部首の「黍(きび)」は穀物を意味しています。桃太郎に出てくるキビ団子のキビです。
隣の「离(チ・リ)」は大蛇をかたどった象形文字で離れることを意味します。
現在「鳥黐」は禁止猟具に指定されているので狩猟には使用できませんが、ネズミ捕りや玩具としては販売されています。
ちなみに、ドラえもんには「鳥黐」が登場する話が多いです!
5つ目の漢字は「蕺」です!
蕺の読み方をご存じでしょうか?
「しぶき」とも読みますが、今回はそれ以外の読み方でお答えください。
草冠がついているので植物の名前のようですね…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
蕺の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
- ハート形の葉と独特の香りが特徴です
- 古くは「しぶき」と呼ばれていたという説も
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
蕺の読み方!正解は!?
正解は「どくだみ」です!
「蕺(どくだみ)」と書いて「しぶき」とも読むことができ、どくだみの古名とも言われていますが、はっきりとしたことは定かではありません。
どくだみは都会でもよく見かけるのでご存じの方も多いでしょう。
湿気の多い日陰に生え、15~35cmの高さがあります。
強い解毒作用を持つため、古くから薬用として用いられてきました。
名前を聞くと毒性があるのかと誤解してしまいますが、実際には薬としての効果はあるものの、毒性は全くありません。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!