今回のお題は「司司」「塞ぐ」「五倍子」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「司司」
「司司」を何と読みますか?
「しし」でも「じじ」でもありません。
書くのは簡単な漢字ですが、読むのはなかなか難しい!
「司司」の良い方のヒントは?
1.「司司」をひらがなにすると6文字になります。
2.政界のニュースで耳にすることがあるかもしれません。
3.部下としては、「司司」な上司がいいですね!
正解は…
正解は…
「つかさつかさ」でした!
「つかさづかさ」と発音しても正解です。
主に内閣と各省庁の行動指針に言及する際に用いられます。
省庁がそれぞれ最適な判断をして遂行することを意味しているため、トップダウンではなくボトムアップのマネージメントをあらわす際にも使われます。
「司司」という言葉、竹下登元首相がよく使っていたそうです。
「その問題に関しましては司司(つかさつかさ)にお任せしております」
竹下登元首相は、現場の判断に任せるボトムアップ型だったんですね!
「司(つかさ)」の漢字について
「司」の音読みは「シ」「ス」、訓読みは「つかさ」「司る(つかさどる)」、小学4年生で習う5画の常用漢字です。
口の部分は祈りの言葉、それ以外は祭りに掲げられた旗の象形、祭事を司ることを意味します。
司祭、宮司、司教、祈りに関連する熟語が確かに多いですね!
2問目はこの漢字!「塞ぐ」
「塞ぐ」と書いて、なんと読むか分かりますか?
ピアスの穴を閉じることにも「塞ぐ」と使いますし、
憂鬱な気分が続くことも、気持ちが「塞ぐ」といいますね。
まあまあ使い回しの利くアノ言葉です!
さて、「塞ぐ」と書いてなんと読むでしょうか?
「塞ぐ」読み方のヒントは?
「塞ぐ」とは、空いている所に何かを置いたりして出入りできないようにするという事と、
気持ちが晴れない状態が続くという意味があります。
他にも人の目や口を塞ぐために、お金を渡したり、もっと酷ければ口封じのために殺されてしまったり。
イノシシの侵入を塞ぐためにバリケードを設置してみたり、障子が破れた所を塞いだり、何気に沢山使っている言葉だと思います。
「塞ぐ」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇ぐ」です。
さて、もうわかりましたか?
「塞ぐ」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「ふさぐ」
です!
雨が続くと、なんとなく気持ちが塞ぎますね。
ぜひ、覚えておきましょう。
最後はこの漢字!「五倍子」
「五倍子」・・・
そのまま読めば「ごばいし」ですが・・・
正解です!
ただし今回の問題は、「ごばいし」以外の読み方を当ててもらいます。
何と読むのでしょうか?
さっそく見ていきましょう。
「五倍子」の読み方のヒントは・・・?
それではヒントです。
「五倍子」というのは、ヌルデという木の若葉や若木にアブラムシが寄生することでできる虫こぶのことを指す言葉です。
木の枝がそこだけボコッと膨らんでいる部分があったら、それが「五倍子」です!
そんな様子を思い浮かべると、「五倍子」の読み方も想像がつくかもしれません。
さらにヒントです!
「五倍子」を別の漢字で書くと「付子」です。
もう分かりましたよね?
「五倍子」の読み方の答えは・・・
正解は、「ふし」でした!
「五倍子(ふし)」の大きさは、長さ約8㎝で、幅は1㎝~6㎝程度まで大きくなるんだそうです。
この「五倍子(ふし)」はアブラムシが寄生してできる虫こぶですが、中に「タンニン」を多量に含んでいるんですって。
このタンニンは、インクや顔料に使われています。
さらに古くは、お歯黒に使われていたというから驚きですね!
昔の人はなぜこの「五倍子(ふし)」の中を見てみたのでしょう。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!