「徽章」の読み方をご存じですか?
「章」という字はよく見かけますが「徽」はあまり見ない文字ですね。
いったい何と読むのでしょうか?
「徽章」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「○しょう」の4文字
- 音読みです
- 「記章」と同じ読み方です
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「徽章」の読み方、正解は・・・
正解は
「きしょう」
です!
「徽」は「しるし」をあらわす言葉で、「章」も「しるし」という意味があります。
「徽章」は同じような意味が重なった言葉ですが、「身分や職務をあらわすために衣服や帽子などに付ける印」という意味になります。
よく「徽章」の例に挙げられるのが「弁護士バッジ」です。弁護士がひまわりの形をしており中央に天秤が描かれたバッジをスーツの胸の部分につけているシーンは、見かけたことがあるのではないでしょうか。
また、交番についているマークも「警察章」と言われる「徽章」の一種です。
「記章」との違い
「徽章」と同じ読み方をする「記章」ですが、「徽」が常用漢字でないため、本来は「徽章」という意味でも「記章」と表記されることがあります。ただ、まったく同じ意味ではありません。
「徽章」が身分や職務をあらわすものであるのに対し、「記章」はイベントや式典などの記念に贈られる「しるし」のことです。卒業式で、花飾りの下に「卒業おめでとう」と書かれたリボンがついたバッジのようなものをつけることがありますが、あれも記章の一種です。
交番や警察署の前を通りかかることがあったら、「徽章」の読み方を思い出してくださいね。