「群棲」の読み方をご存じですか?
「群」は「流星群」などで見かける漢字で、「棲」は「棲息」などの言葉を見かけることがあります。
いったい何と読むのでしょうか?
「群棲」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「ぐん○○」の4文字
- 音読みです
- 「群生」と同じ読み方です
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「群棲」の読み方、正解は・・・
正解は
「ぐんせい」
です!
「群」は「むれ」のことで、「数多く集まる」という意味があります。
「棲」は「すみか」「巣」という意味があります。
「群棲」は「同じ種類の動植物が、ある地域にむれをなしていること」という意味になります。また、使い方によっては「すべての生物」をあらわすこともあります。
「群棲」と「群生」に違いはある?
読み方も同じ「群棲」と「群生」は同じ意味として使われることがありますが、果たして本当に同じ意味なのでしょうか。
言葉の使われ方を見ると「群生」は主に植物、「群棲」は主に動物に使われていることが多いようです。例えばススキだけが生えている草原は「群生」、ヌーの集団がいる草原は「群棲」という具合です。
一つ考えられるのは、「棲」という字が常用漢字ではないため、代わりの文字として「生」が使われたのでは、ということです。植物も動物も「生物」であることには変わりないので大きく違わないということなのかもしれませんね。
「群生」と同じような意味で使われることもある「群棲」の読み方を是非覚えておいてくださいね。