漢字読み講座

「私語」「播く」「老獪」これら3つの漢字の読み方がわかりますか?

今回は「私語」「播く」「老獪」です。

見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。

あなたは全部読めますか?

1問目はこの漢字から!「私語」

「私語」の読み方をご存じでしょうか?

一般的には「しご」と読みますが、他にもいろんな読み方がありますよ。

今回はその中でも代表的な5文字の読み方を正解とします。

さて、あなたには5文字の読み方がわかりますか?

「私語」の読み方のヒントはこちら

  1. 5文字の真ん中は「〇〇め〇〇」になります
  2. ひそひそとした内緒話
  3. ロマンチックな男女の語らい

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「私語」の読み方!正解は!?

正解は「ささめごと」です!

「私語(ささめごと)」とは、ひそひそ話や内緒話のことですが、特に男女間の恋の語らいを指します。

ちなみに「私語」の「しご」「ささめごと」以外の読み方には「ささやき」「ささめ」「ささめき」などがありますが、男女間の語らいのようなロマンチックな意味を含むのは「ささめごと」だけのようです。

確かに「ささめごと」と言われると、どこか意味深な響きを感じるような気もしますね。

日本語の深さは、こういったところにもあるようです。

2問目はこの漢字!「播く」

「播く」の読み方をご存じでしょうか?

「播磨(はりま)」の「はり」という字ですが、もちろん「はりく」と読むのは間違いです。

「はり」は音読みですが、今回は訓読みで考えてください。

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「播く」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇く」の2文字
  2. 「播種」とはどういう意味?
  3. アサガオの種を播く

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「播く」の読み方!正解は!?

正解は「まく」です!

ちなみに「播種(はしゅ)」とは「種を播く(まく)」という意味です。

「播く(まく)」は、「植物の種を畑などに散らしたり、土に散らしたりして埋める」という意味。

ちなみに「蒔く(まく)」と書いても同じ意味になりますよ。

また「撒く(まく)」と表記する場合はおもに「まき散らす」という意味になり、たとえば節分の「豆撒き」などに使われます。

「播く」「蒔く」と「撒く」の違いを知らなかった方は、この機会に覚えておいてくださいね。

最後はこの漢字!「老獪」

「老獪」の読み方をご存じでしょうか?

「ろうかつ」と読んでしまった方も多いかもしれませんが、残念ながら間違い。

「ろうかつ」は「老猾」と書きます。

よく似ているけど「猾」には「骨」という字が使われているところが違いますね。

さて、あなたには「老獪」という字の正しい読み方がわかりますか?

「老獪」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
  2. 経験を積んでいてずる賢いこと
  3. 「彼はなかなか老獪な人物だ」などと使います

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「老獪」の読み方!正解は!?

正解は「ろうかい」です!

「老獪(ろうかい)」とはヒントで示したように「経験を積んでいてずる賢い。またそのさま」のことです。

ちなみに冒頭で紹介した「老猾(ろうかつ)」もほぼ同じ意味ですが、一般には「老獪」の方が使われる頻度は多いといえます。

とはいえ「老獪」も「老猾」も日常ではあまり使われず、小説やドラマなどで見聞きすることが多い言葉ですね。

ABOUT ME
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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!