漢字読み講座

「泗」「斑気」「希臘」これらの読み方は?【難読漢字に挑戦!】

今回のお題は「泗」「斑気」「希臘」です。

どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…

あなたには全て読むことができますか?

1問目はこの漢字から!「泗」

「泗」を何と読みますか?

「なみだ」と答えたあなたは正解…ですが!

他の読み方もあるんです!

「泗」の読み方のヒントは?

1.「泗」をひらがなにすると4文字になります。

2.涙が出ると「泗」も出やすい!

3.「泗」は加温、加湿、水分バランスを保ってくれます。

4.「泗」をイタリア語にすると「rimprovero」、フランス語では「réprimander」です。

正解は…

正解は「はなじる」でした!

普通は「鼻汁」と書きますね。

「泗」の音読みは「シ」訓読みは「なみだ」「はなじる」、漢検1級8画の漢字です。

涙と鼻水どちらも出ることは「涕泗(テイシ)といいます。

水をあらわすさんずい「氵」と漢数字の「四」が、どうして「泗(なみだ・はなじる)」になったのかというと…

「四」が2つの目と2つの鼻の穴をあわせた4つだからです!

「四」は、元々古来の占いに使われた算木(さんぎ:そろばんの前身)が4本並んだ様子をあらわす漢字です。

泗水(シスイ)とは?

「泗」という漢字は、「泗水(シスイ)・川の名前」も意味します。

「泗水」とは、孔子が生誕したとされる中国山東省泗水県にある川の名前。

この川にちなんで、熊本県には「泗水」と呼ばれる川があります。

2問目はこの漢字!「斑気」

「斑気」の読み方をご存じでしょうか?

「はんき」と読むのはもちろん間違いです。

「斑」という字は「班(はん)」に似ていますが、よくみるとちょっと違うのがわかりますね。

それでは一体何と読めば良いのか…

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「斑気」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です
  2. 気分が変わりやすい様子のこと
  3. 「彼は斑気があるので当てにはならないよ」などと使います

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「斑気」の読み方!正解は!?

正解は「むらき」です!

また、慣用的に「むらけ」や「むらっき」と読まれる場合もあるでしょう。

「斑気(むらき)」とは気分や様子が一定ではなく変わりやすいことをいいます。

以下は斑気を使った例文です。

  • 斑気のある人はリーダーとしてふさわしくないだろう
  • その斑気を直さないと君とは付き合えない
  • 彼女は斑気のある怒りっぽい性格ですね

また「斑気」の類義としては、「気まぐれ」「気移り」「飽き性」「移り気」などがあります。

最後はこの漢字!「希臘」

「希臘」の読み方をご存じでしょうか?

「臘」というとんでもなく画数が多そうな漢字は「ろう」とも読めますが「きろう」ではありません。

「希臘」は国名なので、知らなかったらまず読めないのではないかと思います。

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「希臘」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
  2. 通常はカタカナで表記します
  3. 星座を神々に見立てた「希臘神話」で有名な国

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「希臘」の読み方!正解は!?

正解は「ギリシャ」です!「ギリシア」と読んでも正解ですよ。

「希臘(ギリシャ)」はヨーロッパのバルカン半島南東部に位置する共和国で、首都はアテネです。

国土は3,000もの小さな島々からなっており、面積は日本の1/3ほど。

古代ギリシャ文明発祥の地であり、現代文明につながる数々の基礎を生み出した国でもあります。

ヒントで紹介した「ギリシャ神話」は、読まれたことのある方も多いかもしれませんね。

ABOUT ME
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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!