今日の難解漢字は
「葛籠」
「貝独楽」
「衣鉢」
「吉丁虫」
「錠菓」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「葛籠」です!
「葛籠」は、そのまま読むと「葛(くず)籠(かご)」ですよね。
「くずかご」ってもしかしてゴミ箱の事・・・?
残念ながら、違います!
読み方も、「くずかご」ではありません。
何と読むのかさっそく見ていきましょう!
「葛籠」の読み方のヒントは・・・?
「くずかご」とは読まないものの、「葛」でできた「籠」だというのは合っています!
そして、昔話に出て来る道具だというのも大ヒント。
読み方は、ひらがなで「〇〇〇」の3文字です。
まだピンと来ていない人には大・大・大ヒント!
『舌切りすずめ』のお話を思い出してくださいね。
「葛籠」の読み方の答えは・・・
正解は、「つづら」でした!
『舌切りすずめ』の中で、大きな葛籠(つづら)と小さな葛籠(つづら)を選ぶシーンがありますよね。
「葛籠」はもともと、丈夫で加工がしやすい「ツヅラフジ」のつるで編んだ籠を「葛籠(つづら)」と呼ぶようになりました。
「葛」という漢字は、1文字だけだと「くず」または「かづら」と読むことができるのです。
やがて原料が竹などに変化しても、名前だけは「葛籠(つづら)」のままというわけなんですね。
あなたは大きな葛籠と小さな葛籠、どちらを選びますか?
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
2つ目の漢字は「貝独楽」です!
「貝独楽」
これ、何と読むかわかりますか?
知っていればとても簡単な読み方ですが、
若い方にとっては馴染みがない言葉かも。
さあ、あなたは何と読みましたか?
「貝独楽」読み方のヒント!
「貝独楽」は、とある遊び道具の名前です。
普通はカタカナで書かれることが多く、漢字は見慣れないかも。
もちろん「かいどくらく」なんて読みません!
遊び自体は、なんとなく知っている方が多いので、
聞くと「あ〜!あれか!」となるはずです。
さて、あなたは何と読みましたか?
「貝独楽」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「ベーゴマ」
です!
「貝独楽」は、
「鋳物でできている小さいコマ」のこと!
昔遊びなどで知っていたり、
ベーゴマをアレンジした「ベイブレード」を知っていたりする方もいるのでは?
基本的には同じ盤面で複数人が小さなコマを回し、
誰が一番長く回っていたかを競う遊びです。
お正月の遊び「コマまわし」の「コマ」も「独楽」と書くんですよ!
ではなぜ「貝」がつくかというと、
もとはバイ貝の殻の中に、砂や粘土を詰めてまわしたことが起源だからなのだとか。
ベーゴマを見る機会はなかなかありませんが、
漢字の知識は、知っていて損はありません!
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
3つ目の漢字は「衣鉢」です!
「衣鉢」
これ、何と読むかわかりますか?
漢字自体は簡単なのに、組み合わさると見慣れないですよね。
さあ、あなたは何と読みましたか?
「衣鉢」読み方のヒント!
「衣鉢」は、仏教にまつわる言葉。
耳慣れない方も多いかもしれません。
素直に読むと「ころもばち」「ころもはち」になりますが、
これはもちろん間違い!
「鉢」の読み方が肝です。
さて、あなたは何と読みましたか?
「衣鉢」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「いはつ」
です!
「衣鉢」は、
「僧侶がまとう3種類の袈裟と一つの鉢」という意味の言葉です!
袈裟は僧侶の着る服のこと。
鉢はいつも持ち歩く食器、つまり托鉢のことを指しています。
これらは師匠である僧から受け継ぐものとして知られています。
これが転じて、師匠から伝えられた学問や技芸の極意のことを指すのだとか!
簡単に「先人の偉業を引き継ぐ」という時にも
「衣鉢を継ぐ」と表現しますよ。
ちなみに「衣鉢を継ぐ」は「遺髪を継ぐ」と書いてしまいがち。
「遺髪」は個人の形見となる髪の毛のことなので、
かなり意味が変わってしまいます。
パソコンやスマホの変換でも出てくるので、注意しましょう!
これを機に意味も読みもしっかり覚えておくのをおすすめします!
4つ目の漢字は「吉丁虫」です!
「吉丁虫」
これ、何と読むかわかりますか?
なんだか縁起が良さそうな見た目ですが、
正しく読める人は少ないかも。
さあ、あなたは何と読みましたか?
「吉丁虫」読み方のヒント!
「吉丁虫」は見た目通り、とある虫の名前です。
普段はカタカナで書くことが多い上に、
単純な読み方ではないんです。
「キッチョウムシ」はもちろん不正解!
ヒントは4文字「〇〇ムシ」と読みます。
さて、あなたは何と読みましたか?
「吉丁虫」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「たまむし」
です!
「吉丁虫」は、
「日本にも生息する金属光沢を持つ甲虫」です!
世界には2万種ものタマムシ科の虫がいるそうで、
日本に生息しているのは200種以上いるのだとか。
緑色をベースとしたギラギラと七色に輝く光沢が特徴。
その美しい光沢は、古来より宝石のようだと珍重されてきたそうです。
「吉丁」というめでたい漢字が使われているように、縁起物としても扱われていました。
「箪笥にタマムシを入れておくと、着物が増える」という迷信まであったのだとか!
今では信じられない話ですが、
その輝きに魅了される気持ちはわかりますよね。
タマムシにはこれ以外にも「玉虫」という漢字もあります。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
5つ目の漢字は「錠菓」です!
「錠菓」と書いて、なんと読むか分かりますか?
なんと(じょうか)ではないのです!
さあ、なんと読むでしょう?
「錠菓」読み方のヒントは?
ヒントは全体で3文字、「〇〇〇」となります。
ある名詞で、文字通りお菓子の名前です。
何か思い当たるものはあるでしょうか?
「錠菓」読み方のもうひとつのヒントは?
最初の一文字目は「ラ」です。
カタカナで始まることから想像できたかもしれませんが、外来語の漢字表記となります。
漢字が表す通り錠剤型で、ラで始まるお菓子、というとかなり特定されてきますね。
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「錠菓」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「ラムネ」
です!
「錠菓(ラムネ)」とは、清涼感のある錠菓の日本での総称です。
口のなかでサッと溶けて爽やかな甘みが口いっぱいに広がる、今でも大人気の定番お菓子ですね。
ラムネの定義は近年までけっこうあいまいだったようで、2015年の文部科学省による日本食品標準成分表で改めて定義されました。
ラムネ菓子は日本生まれのお菓子で、落雁を参考に作られたと言われていますが、これは諸説あるようです。
名称はレモネードを語源とする飲み物のラムネにあやかってつけられたと言われていますが、これも諸説あり真偽は定かでないようです。
飲み物のラムネにあやかったとおり、ラムネ菓子のパッケージも飲み物のラムネをあしらっていますね。
最近ではラムネに多く含まれているブドウ糖が疲れた脳や二日酔いに効くと言われ、受験生や社会人に人気となりました。
ラムネ菓子は形が錠剤で薬のように見えるため、こどもの頃は少し大人になったような気分がしたのを覚えています。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!