今回のお題は「脇付」「雪気」「沼沢」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「脇付」
「脇付」の読み方をご存じでしょうか?
「わきつき」と読んでしまいそうですが、残念ながら間違いです。
でも、かなりイイ線いってますよ…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
読み方だけでなく、意味の方もぜひ考えて見てくださいね。
「脇付」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 手紙の宛名に関係があります
- 医療機関で見かけることがあるかも
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「脇付」の読み方!正解は!?
正解は「わきづけ」です!
「脇付け」と、送り仮名を付ける場合もありますよ。
「脇付(わきづけ)」とは、敬意や注意を示すために手紙の宛名に添える言葉です。
現代ではほとんど使われていませんが、医療機関で発行される紹介状などで見かけることがあるでしょう。
以下は、脇付の例と意味を示したものになります。
- 侍史(じし):侍史とは書状の管理を専門に扱う役職者のこと。「お付きの方を通してお伝えください」という意味が込められています。
- 机下(きか):相手の机の下に差し出すということ。「机の上に置くような大それたものではないので、机の下にでも置いてください」という意味が込められています。
- 尊下(そんか):友人や同僚に対して使う脇付。目上の人に使うと失礼に当たります。
脇付には他にも色んな種類があります。
現代ではほとんど目にすることがなくなった脇付ですが、教養のひとつとして知っておきたいですね。
2問目はこの漢字!「雪気」
「雪気」の読み方をご存じでしょうか?
まさか「でんき」とは読まないと思いますが、「電気」と「雪気」で見間違えた人もいるかもしれませんね。
ちなみに「せつき」でもありません。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「雪気」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です
- 天候に関する言葉
- 冬の季語のひとつ
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「雪気」の読み方!正解は!?
正解は「ゆきげ」です!
「雪気(ゆきげ)」とは、満天に重い雲がたれこめ、今にも雪が降ってきそうな空模様のこと。
真冬の寒空を頭に思い描くことができたでしょうか?
「雪気」は見たままの読み方なので、正解者が多かったかもしれません。
「雪気」は、俳句での冬の季語にもなっている言葉です。
四季折々の風景が美しい日本には、雪や雨の様子を表す繊細な言葉が数多くあります。
雪が降り出しそうな空を見たら、ぜひ「雪気」という言葉を思い出してくださいね。
最後はこの漢字!「沼沢」
「沼沢」の読み方をご存じでしょうか?
「沼」は「ぬま」、「沢」は「さわ」と読めますが、「ぬまさわ」と読むのはもちろん間違いです。
実はちょっと変わった読み方をします。
一般的な会話では登場しない言葉なので、かなり難しいかも。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「沼沢」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字です
- 意味は「沼や沢」のこと
- 2文字目は小さな「ょ」になります
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「沼沢」の読み方!正解は!?
正解は「しょうたく」です!
「沼沢(しょうたく)」とは、ヒントにも示したように、沼や沢のことをいいます。
では、沼と池の違いをご存じですか?
環境省の定義では、沼とは「湖より浅く最深部まで沈水植物が繁茂するもの」、池とは「湖や沼の小さなものをいい、特に人工的に作ったもの」ということです。
また、沢は水源から下る地点までの川の支流にあたる場合が多いとのこと。
街中に住んでいると、沼や沢といわれても馴染みが薄いですが、以上の説明で少しイメージが湧きましたでしょうか。