「洛」の読み方をご存じですか?
「連絡」などで使う「絡」に似ていますが、こちらはさんずいなので違う漢字ですね。
いったい何と読むのでしょうか?
「洛」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「○やこ」の3文字
- 訓読みです
- 「上洛」という使い方もある漢字です
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「洛」の読み方、正解は・・・
正解は
「みやこ」
です!
「洛」は、中国の地名をあらわす漢字です。ひとつは「洛水」という川の名前、もうひとつは「洛陽」という都市の名前です。洛陽は中国王朝の首都となっていた時期が長かったため、「みやこ(=首都)」という訓読みができたと言われています。
日本では「みやこ=京都」だったため、「洛」は京都をあらわす漢字となっています。
京都では今も使われている「洛」
「洛=京都」である日本では、多くの「洛」を使った地名や熟語が作られています。
「洛中」は京都市の古くからの市街地をさす通称で、それ以外は「洛外」と呼ばれています。また、京都以外に住む人が京都を訪れることを「入洛(じゅらく)」といい、京都では今でも日常的に使われている言葉になっているのです。
京都を訪れることがあったら「洛」の読み方を是非思い出してくださいね。