今回の難読漢字は「果蜜」「謎語」「繫縛」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「果蜜」
「果蜜」と書いて、なんと読むか分かりますか?
なんと(かみつ)ではないのです!
さあ、なんと読むでしょう?
「果蜜」読み方のヒントは?
ヒントは全体で4文字、「〇〇〇〇」となります。
ある名詞で、漢字のイメージ通りかなり甘いものを表す言葉です。
何か思い当たるものはあるでしょうか?
「果蜜」読み方のもうひとつのヒントは?
最初の一文字目は「シ」です。
カタカナで始まることから想像できたかもしれませんが、外来語の漢字表記となります。
カタカナのシで始まる、蜜のように甘いもの…。
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「果蜜」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「シロップ」
です!
「果蜜(シロップ)」とは、濃厚な糖液の総称で、シラップと呼ぶこともありますね。
舎利別(しゃりべつ)と当て字されることもあるそうです。
果物や樹木から採れる甘い汁や砂糖水煮詰めて、とろみをつけたりする場合もあります。
有名なものでいうと、カエデの樹液を集めたメープルシロップ、砂糖水に粘度を高めるガムを加えて煮詰めたガムシロップがありますね。
他にも香料や着色料を加えたシロップは、夏にかかせないかき氷には必須のシロップですね。
シロップの語源は、アラビア語で飲み物を意味するシャラーブ、ラテン語のシロプスが由来と言われているようです。
そういえばハチミツのことをシロップと言わないのは不思議ですね。
ハチミツはシロップと言うには粘度が高すぎるからでしょうか?
メープルシロップもハチミツと変わらないくらい粘度がある気がしますが、ハチミツとちがって固まったりしないからでしょうか。
2問目はこの漢字!「謎語」
本日のクイズは「謎語」の読み方!
素直に「なぞご」と読んでも正解なのですが…
難読漢字にチャレンジ!
「謎語」の読み方のヒントは?
1.「謎語」をひらがなにすると、3文字になります。
2.昔の東洋絵画が好きな人は知っているかもしれません。
3.『「永久の謎語として人類に暗示しつつ』夢野久作「鼻の表現」より引用
正解は…
正解は「めいご」でした!
「謎語」とは、人を迷わすような意味の曖昧な言葉、または謎を含んだ言葉のこと。
もし「なぞご」と読んでも、ほぼ同様の意味です。
現在はあまり目にしませんが、昔の日本文学では多用されました。
特に、夢野久作はこの「謎語」という言葉がお気に入りだったようです。
「謎語」を用いる四文字熟語には「謎語画題」があります。
謎語画題(めいごがだい):音通、類推、象徴、寓意などの意味が隠された謎解きを含む東洋の画題、または華道の生け方。
「謎語画題」の絵画は文人画、華道は文人生けというジャンルになります。
絵や生け花を観賞しながら、どのような意味が隠されているのか謎解きをする。知的レベルの高い大人の遊びといえますね!
「謎」の音読みは「ベイ・メイ・マイ」、訓読みは「なぞ」、漢検2級17画の漢字です。
最後はこの漢字!「繫縛」
「繫縛」と書いて、なんと読むか分かりますか?
若い子がよく使うのは「束縛」(そくばく)ですが、「繫縛」は繋ぐと縛るです。
イメージ的には同じような感じですが、どちらもされる側はうんざりしてしまいますね。
さて、「繫縛」と書いてなんと読むでしょうか?
「繫縛」読み方のヒントは?
「繫縛」とは、自由をうばうこと。 また、運命、罪業などによる苦痛のことです。
束縛は、動き・働きの自由に制限を加えることなので、「繫縛」の方がもうひとつ不自由になってしまいます。
精神的に束縛することも「繫縛」なので、呪いの言葉も「繫縛」に入りますね。
小さい頃から親に言われ続けていた呪いの言葉なんて、誰にでもひとつやふたつあるのではないでしょうか?
もしあったとしても、ひとつ言えるのは、なるようにしかならないので気にしなくていいという事です。
「繫縛」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。
さて、もうわかりましたか?
「繫縛」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「けいばく」
です!
繋ぎ、縛る事で「繫縛」なんて恐ろしい言葉ですね。
ぜひ、覚えておきましょう。