本日の難読漢字クイズは3つです!
「柬蒲塞」「石蕗」「荒塊」
レッツ頭の体操!
目次
1個目の漢字はこれ!「柬蒲塞」
「柬蒲塞」を何と読みますか?
一文字目は「東(ひがし)」ではありません。
早速ヒントを見てみましょう!
「柬蒲塞」の読み方のヒントは?
1.「柬蒲塞」をひらがなにすると、5文字になります。
2.「柬蒲塞」の正式名称は「プレアリアチアナーチャッカンプチア」
3.『柬蒲塞の踊を賞めたRODINが』与謝野寛「南洋館」より引用
正解は…
正解は「カンボジア」でした!
「柬蒲塞」とは、東南アジアのインドシナ半島南部の立憲君主制国家。首都はプノンペンです。
正式名称の「プレアリアチアナーチャッカンプチア」はクメール語。
世界遺産のアンコール遺跡とプレアヴィヒア寺院が有名ですね!
「柬蒲塞」は、主食はお米(インディカ米・もち米)で仏教徒が多いため、日本人には馴染みやすい国といえます。
観光で行くなら、雨が少ない11月から1月頃がベストシーズン!ただ、親日国とはいえ治安は良くないので注意は必要です。
「柬蒲塞」の「柬」という漢字は「東」に似ていますが、音読みは「カン」「ケン」、訓読みは「柬ぶ(えらぶ)」「柬ける(えりわける)」「てがみ」「なふだ」、漢検1級、9画の漢字です。
あとの漢字は蒲団の「蒲」、要塞の「塞」。機会があったら使ってみましょう!
2個目の漢字はこれ!「石蕗」
次はこちらの漢字「石蕗」!
2文字目が種蒔きの「蒔」に似ていますね。
でも、「いしまき」ではありませんよ。
「石蕗」の読み方のヒントは?
1.「石蕗」をひらがなにすると、4文字になります。
2.「石蕗」は、海沿いや崖、林の縁などに自生します。
3.『りんどう、コスモス、芒、石蕗、等々何でもよい、』種田山頭火「白い花」より引用
4.「石蕗」は、俳句で冬の季語です。
正解は…
正解は「つわぶき」でした!
「石蕗」とは、キク科ツワブキ属の常緑多年草。
艶のある葉っぱが特徴で、艶葉蕗(つやはぶき)が名前の由来とされています。
秋から冬にかけて、可愛らしい黄色い頭状花を咲かせます。花言葉は「謙遜・困難に負けない・愛よ蘇れ・先を見通す能力」、控えめながらたくましいイメージですね。
地域によっては「いしぶき」「ちゅぶりんぐさ」「つわな」「ちいぱっぱ」などと呼ばれますよ。
「石蕗」は、薬草としても知られており、打撲や切り傷、食あたり(特に青魚)に効果があるといわれています。
また、しっかりアク抜きをすれば煮物や天ぷらとしてもおいしくいただけます!
「石蕗」の「蕗」音読みは「ロ」、訓読みは「ふき」、漢検準1級、16画の漢字です。
『石蕗の花一と日波郷の墓照らす』皆川盤水
俳句では冬の季語です。
3個目の漢字はこれ!「荒塊」
最後の難読漢字は…「荒塊」!
うっかり「荒魂(あらたま)」と読みそうですが、
2文字目をよく見てくださいね。
「荒塊」の読み方のヒントは?
1.「荒塊」をひらがなにすると、4文字になります。
2.「荒塊」を「荒魂」にするとガラッと意味が変わります。
3.「荒塊」は、農業に関係する言葉です。
正解は…
正解は「あらくれ」でした!
「荒塊」とは、大きな土のかたまり、または水田の荒起こしをすること。荒起こしは土起こしともいいます。
作物を大きく丈夫に育てるためには、鍬やスコップ、重機などを用いて、「荒塊」を引っくり返すように掘り起こし、畑の土をふかふかにする必要があります。
ちなみに、2文字目を「魂」にすると「あらくれ者」になります。漢字は似ていますが、まったく別の意味になりますね!間違えやすいので注意が必要です。
「塊」の音読みは「カイ」「ケ」、訓読みは「かたまり」「つちくれ」、漢検3級、13画の漢字です。
「塊」には、土のかたまりという意味があります。
「塊」の左側は「土」、土地の神を祭るため柱状に固めた土の象徴です。右側の「鬼」は、グロテスクな頭部を持つ人を表しています。
機会があったらぜひ「荒塊」という漢字を使ってみてください!