今回の難読漢字は「小酒」「大鋸屑」「懸吊」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「小酒」
外来語に漢字が当てられたものは、当て字なので読み方が難しい場合が多々あります。
今回の「小酒」もその一つ!
そのまま読めば「こさけ」ですが、そんなお酒はありませんよね・・・
海外から伝わったお酒の1つなんですが、何と読むのか考えていきましょう!
「小酒」の読み方のヒントは・・・?
それではヒントです!
「小酒」と同じように漢字を当てている外来語のお酒は、例えばビールが「麦酒」、ワインが「葡萄酒」など・・・
麦で作ったお酒がビール、葡萄で作ったお酒がワインなので、漢字そのものがヒントになっていることが分かりますね。
それでは「小酒」は・・・?
小さい瓶に入って売られていることが多い、あのお酒です!
もう分かりましたよね?
「小酒」の読み方の答えは・・・
正解は、「リキュール」でした!
小酒(リキュール)は、蒸留酒に砂糖、果実やハーブなどの香味を風味付けしたお酒の事です。
ベルモットやペパーミント、ピーチツリーやカルーアなど、実に様々なリキュールがあって、ロックや水割りだけでなくソーダ割りやミルク割など飲み方もさまざまです。
「小酒」の漢字を見ると、どう考えても「リキュール」とは読めませんが、当て字って面白いですね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
2問目はこの漢字!「大鋸屑」
「大鋸屑」の読み方をご存じでしょうか?
「鋸」は「のこ」や「のこぎり」とも読めますが「おおのこくず」や「おおのこぎりくず」ではありません。
しかし意味的には「のこぎり」に関係がある言葉ですよ…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「大鋸屑」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 大型の鋸(のこぎり)のことをひらがな2文字で「大鋸」といいます
- 「屑かご」の「屑」はひらがな2文字で何と読む?
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「大鋸屑」の読み方!正解は!?
正解は「おがくず」です!
「大鋸屑(おがくず)」とは、鋸で木材をひいた際に出る屑(くず)のこと。
ヒントに出した「大鋸」の部分を「おが」と読みます。
「大鋸(おが)」は、古くは「おおが」とも呼ばれた2人引きの大型の鋸で、室町時代に大陸から伝わったものです。
また、同じ木材でも、かんなで引いた後に出る屑は「かんなくず」と呼ばれます。
最後はこの漢字!「懸吊」
「懸吊」の読み方をご存じですか?
「吊」という字は「吊るす」という使い方ありますが、「懸」という字をつけた時にどう読むかイメージしづらいですね。
いったい何と読むのでしょうか?
「懸吊」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「けん○○○」の5文字
- 音読みです
- 「つりさげる」という意味です
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「懸吊」の読み方、正解は・・・
正解は
「けんちょう」
です!
「懸」は「かける」「つりさげる」という意味があります。「懸垂」などで使われる漢字です。
「吊」は「つるす」「つりさげる」という意味があります。
同じような意味の漢字を合わせた「懸吊」は「ひっかけてつるす」という意味になります。
「懸吊」を使う場面
「懸吊」は比較的大きなものをひっかけてつるす時に使うようで、重りをつけたヘリコプターの飛行試験を「懸吊飛行試験」と呼んだり、移動式リフトのことを「懸吊式リフト」と呼んだりと様々な場面で使われています。
意外なところでは、狩猟用に獲物を吊り下げて解体するための「懸吊ハンガー」という商品も販売されています。
仕事でも日常でも「ひっかけてつるす」ということは多くあると思います。その時は「懸吊」の読み方を是非思い出してくださいね。