今回のお題は「伝」「怪態」「木槿」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「伝」
「伝」の読み方をご存じでしょうか?
もちろん「でん」とも読めますが、もっと日常的な言葉で読むことができるんです。
小学校で習った優しい漢字のひとつなのに、なかなかの難問ですね。
さて、あなたには「でん」以外の正しい読み方がわかりますか?
「伝」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇」の2文字
- 「伝手」と書くことも
- 「親戚の伝を頼ってきました」などと使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「伝」の読み方!正解は!?
正解は「つて」です!
「伝(つて)」とは「たより、手がかり」または「人づて、ことづて」といった意味を持つ言葉。
たとえば「父親の伝で就職できました」「人伝にあなたの居場所を知りました」などと使うことができます。
ヒントに示したように「伝手(つて)」と書く場合もありますよ。
「頼みの伝」という言葉もありますね。「すがるものが何もなくなって、最後の頼みの綱」といった意味です。
何かの時に最後に頼れるのは親しい人なので、人とのつながりは大切にしておきたいものですね。
2問目はこの漢字!「怪態」
「怪態」の読み方をご存じでしょうか?
「怪物(かいぶつ)」の「怪」+「状態(じょうたい)」の「態」で「かいたい」と読んでしまいそうですが、もちろん間違いです。
通常はひらがなで表記するため、漢字ではほとんど見かけないかもしれません。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「怪態」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
- 2文字目は小さな「っ」です
- 関西地域の方言のひとつ
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「怪態」の読み方!正解は!?
正解は「けったい」です!
「怪態(けったい)」とは、「奇妙、珍しい、おかしい」などの意味を持つ言葉で、主に関西地域で使われる方言になります。
「怪態」の語源になったのは「卦体/怪態(けたい)」で、意味はいくつかあります。
その一つは算木に現れた占いの結果という意味。
「卦体/怪態(けたい)が悪い」とは「縁起が悪い」という意味で使われたようです。
そして、もう一つの意味は「奇妙、不思議」で、関西地域の方言になった「怪態(けったい)」はこちらが元になっています。
最後はこの漢字!「木槿」
「木槿」の読み方をご存じでしょうか?
「槿」は「きん」と読むことが出来ますが「もくきん」ではありません。
きっとあなたもどこかで見たことがある植物の名前ですよ。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「木槿」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字
- 夏に花を咲かせる植物の名前です
- 「槿」の一文字でも同じ読み方ができます
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「木槿」の読み方!正解は!?
正解は「むくげ」です!
「木槿(むくげ)」は夏の暑い時期に華やかな花を咲かせる、アオイ科フヨウ属(ハイビスカス属)の落葉低木。
木は3mほどの高さまで成長し、耐寒性が強く冬は落葉して越冬します。
ヒントでも紹介したように「槿」だけでも「むくげ」と読むことができますよ。
木槿は中国原産で中国名を「木槿(ムーチン)」といい、日本の「木槿(むくげ)」という呼び名もこれに由来しています。
日常でよく見かける植物なので、ぜひこの機会に覚えておいてくださいね。