今回の難読漢字は「御為倒かし」「憎悪」「沃素」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「御為倒かし」
「御為倒かし」の読み方をご存じでしょうか?
そのまま読むと「おんいとうかし」になりますが、もちろん間違いです。
日常的に使う言葉ではないものの、おそらく一度は耳にしたことがあるでしょう。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「御為倒かし」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇かし」の6文字です。
- 人の為と見せかけて実は…
- 「御為倒かしの親切はいりません」などと使います。
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「御為倒かし」の読み方!正解は!?
正解は「おためごかし」です!
あまり使わない表現ですが、耳にしたことはあるかと思います。
「御為倒かし」の意味は、人のためにしているように見せかけて、実は自分の利益のためであることです。
「御為」が「人のため」、「倒かし」は「こかす(たおす)」という意味になるので、この2つが合わさった言葉ですね。
御為倒かしな人に騙されないように、また、自分自身も御為倒かしにならないように注意したいものです。
2問目はこの漢字!「憎悪」
「憎悪」と書いて、なんと読むか分かりますか?
憎む方が悪いのか、憎まれる方が悪いのか、「憎悪」は、とにかく憎むことです。
誰でも一度くらい、誰かのことを憎む気持ちになったことがあるでしょう。
さて、そんな「憎悪」はなんと読むでしょうか?
「憎悪」読み方のヒントは?
「憎悪」とは、憎みきらうことです。
「ただ、嫌い。」というのなら嫌悪ですが、憎むまでの気持ちになればそれはもう憎悪なのかも。
「憎悪が沸く」
「憎悪の念を抱く」
なんて言いますね。
激しく憎む気持ちの時は「憎悪」でいいしょう。
「厭悪」(えんお)は厭わしく思って憎むことなので、まとわりつく人や虫などに使います。
なんとなくわかりましたか?
「憎悪」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇」です。
さて、もうわかりましたか?
「憎悪」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「ぞうお」
です!
激しく憎い気持ちのことを「憎悪をたぎらせる」なんて表現したりします。
ぜひ、覚えておきましょう。
最後はこの漢字!「沃素」
「沃素」
これ、何と読むかわかりますか?
初めて見た!という方も多いはずのこの漢字。
ですが、みなさん一度は必ず聞いたり書いたりしているとあるものなんです!
さあ、あなたは何と読みましたか?
「沃素」読み方のヒント!
「沃素」は、一般的は「沃」の文字をカタカナで書いて表現します。
しかも、この言葉は小学校の理科で習うため、
みなさん必ず一度は見聞きしているはずなんです!
特にデンプンにまつわる、あるもののことなのですが……。
さて、あなたは何と読みましたか?
「沃素」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「ようそ」
です!
「沃素」は、
「原子番号53、原子量126.9 の元素」という意味の言葉です!
一般的には「ヨウ素」と書かれます。これならお馴染みですよね。
小学校の理科の授業で、澱粉が含まれるかどうかの実験をする際、
「ヨウ素液」を使います。
ヨウ素液は、ヨウ化カリウム水溶液に沃素を溶かした薬液。
薄めて使われ、デンプンに反応して青紫になる特性があります。
定番の実験なので、経験された方も多いはず。
漢字があるなんて知らなかった!という方もいたのでは?
覚えていればちょっとかっこいい漢字ですよね!
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
出典:コトバンク