今回は「妖かしい」「今是昨非」「稚児しい」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「妖かしい」
「妖かしい」の読み方をご存じでしょうか?
「妖しい」と書いて「あやしい」と読むことができますが、「あやかしい」ではありませんよ。
おそらく1度は耳にしたことがあると思いますが…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「妖かしい」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇かしい」の6文字です。
- 意味としては「妖艶(ようえん)」に近い言葉です。
- 「艶かしい」と書いても同じ読み方ができますよ。
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「妖かしい」の読み方!正解は!?
正解は「なまめかしい」です!
「妖かしい(なまめかしい)」とは、「あでやかで色っぽい」「不思議で神秘的」といった意味を持つ言葉。
ヒントで示したように「艶かしい」も同じ読み方で、意味も基本的には同じです。
ただし、漢字の持つイメージから「妖かしい」は「不思議で神秘的」、「艶かしい」は「あでやかで色っぽい」という意味が強いと考えられるでしょう。
2問目はこの漢字!「今是昨非」
「今是昨非」の読み方をご存じでしょうか?
素直な方は「いまこれさくひ」と読んでしまったかもしれませんがもちろん間違いです。
とはいえ、惜しいですよ…
さて、あなたには正しい読み方らわかりますか?
「今是昨非」の読み方の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇〇」の6文字です
- 中国の詩人、陶潜(トウセン)の詩に由来した言葉
- 後半は「さくひ」と読みます
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「今是昨非」の読み方!正解は!?
正解は「こんぜさくひ」です!
「今是昨非(こんぜさくひ)」とは中国の宋代の詩人、陶潜(トウセン)(淵明(エンメイ))が、の詩の一説である「今の是にして昨の非なりしを覚(さと)る」に由来した言葉。
意味は「昨日は間違っていると思われたことの正しさに今日気づく」ということです。
確かに、親に叱られて反発したことも、月日が流れると親の正しさに気づく場合がありますよね。
なかなか、含蓄のある言葉だと思います。
最後はこの漢字!「稚児しい」
「稚児しい」の読み方をご存じでしょうか?
「稚児」という字は「ちご」と読めますが、「ちごしい」ではありません。
「ちご」以外にちょっと意外な読み方があるのですが…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「稚児しい」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇しい」の5文字です
- 子供を別の言葉で言うと?
- 「分かりにくい」のような意味です
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「稚児しい」の読み方!正解は!?
正解は「ややこしい」です!
「稚児しい(ややこしい)」とは「物事が複雑で面倒、込み入って分かりにくい」という意味。
「稚児(ちご)」とは概ね6歳以下の幼児のことですが「稚児(ややこ)」とも読みます。
つまり「稚児しい」は「まるで小さな子供を扱うように大変だ」ということですね。
「稚児しい」を使った例文は、以下のようになります。
- 稚児しい問題を解決するのに丸一日かかった
- この文章は長くて稚児しすぎる
- 稚児しい手順で作られる料理