漢字読み講座

【今日の難読漢字】「麦薯蕷」「煽てる」「行平鍋」全部読めたら漢字マスター!「煽てる」を「あおてる」と読んだあなたは…?

今日の難読漢字は

「麦薯蕷

「煽てる」

「行平鍋」

です!

 

あなたは正しく読めますか?

 

最初の難読漢字は「麦薯蕷」!

「麦薯蕷」は、とある食べ物の名前。

「麦」は簡単ですが「薯蕷」は難しいかもしれませんね。

 

ヒントは「とろとろでネバネバのもの」!

 

さて、あなたは何と読みましたか?

 

「麦薯蕷」の読み方、正解は…

気になる正解は…

 

 

 

 

「むぎとろ

です!

 

「むぎとろ」は、

「麦飯にとろろ汁をかけた食物」という意味の言葉です!

 

牛タンに合わせたり、そのままで食べたり、

お好きな方も多い食べ物ですよね。

なんでも麦薯蕷の専門店もあるのだとか。

 

「麦」は「麦飯」のこと。

「薯蕷」は、この漢字で「とろろ」と読みます!

「とろろ」と聞くと、とろろ芋(=山芋)を擦ったものだと思われていますが、

とろろ芋は、長芋や大和芋、つくね芋などの総称なんです。

いずれもとろ〜っとした食感が特徴ですが、

食べ比べると風味や食感が違うのだとか!

 

一般的にもよく食べられるものですし、

お店などでも見かける「麦薯蕷」。

読めないとちょっと恥ずかしいですよね……。

しっかりと読めるようになっておけば、恥をかくこともありません!

これを機にスマートに読めるようになりましょう!

 

次の難読漢字は「煽てる」!

「煽てる」は、先にも書いたように「煽る」という言葉にも使われる漢字。

ただし送り仮名が違います。

そのため当然「あおてる」ではありませんよ!

 

ヒントは「豚も煽てりゃ木に登る」!

 

さて、あなたは何と読みましたか?

 

「煽てる」の読み方、正解は…

 

気になる正解は…

 

 

 

 

「おだてる

です!

 

「煽てる」は、

「しきりにほめて得意にならせる」という意味の言葉です!

 

例文としては

「あの部長は、少し煽てただけですぐに機嫌が治るから扱いやすい」

のように使います。

 

一見「煽てる」と「煽る」は同じ漢字とは思えない意味の違いですよね。

 

実は「煽」の漢字自体に、風を起こして火を起こしたり大きくしたりする意味があります。

それが「褒める」ということに転じると、気分を良くさせる「煽てる」に

「焚き付ける」ということに転じると、怒らせる「煽る」になります。

一見違っても、根幹が一緒なんです!

 

読み方や意味を勘違いしていると、

会話で意味が通らず恥をかいてしまうかも……。

これを機にスマートに読めるようになりましょう!

 

最後の難読漢字は「行平鍋」!

「行平鍋」は、読める人には簡単な言葉。

「ぎょうへいなべ」ではありません!

 

ヒントは、この鍋は別の漢字でも表されます。

それが「雪平鍋」!

 

さて、あなたは何と読みましたか?

 

「行平鍋」の読み方、正解は…

 

気になる正解は…

 

 

 

 

「ゆきひらなべ

です!

 

「行平鍋」は、

厚手の陶器製で、蓋・持ち手・注ぎ口がついている土鍋の一種」という意味の言葉です!

 

こう書くと特別な道具に感じますが、

木の持ち手がついていて、片側もしくは両側に注ぎ口がついており、

鍋自体がシルバーカラーのシンプルで古風な鍋のこと。

ご自宅にある方も多いと思います。

 

変わった文字ですが、言葉の由来は由緒があるもの。

在原行平が須磨で海女さんに塩を焼かせたという故事があり、

塩を焼くのに用いた鍋から来ているのだとか。

諸説ありますが、それだけ古くから存在しているのがわかります。

 

普段使っているものでも、実は変わった漢字が充てられていたり、

面白い由来があるかもしれません。

これを機にスマートに読めるようになりましょう!

 

どの漢字も、覚えておけば使いこなせます。

ぜひ正しい読み方を覚えてくださいね!

ABOUT ME
toi
コーヒーと文房具とディズニーをこよなく愛するライター。 漢字検定2級を取得しています!