今回のお題は「発端」「挨す」「如才ない」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「発端」
「発端」と書いて、なんと読むか分かりますか?
よく間違えて読むのは(はったん)ですが、これは間違いです。
でも、イメージは合っているんじゃないでしょうか?
間違えたまま口に出して使っている人は、これを機にぜひ正しい読み方を覚えておきましょう。
さて、「発端」と書いてなんと読むでしょうか?
「発端」読み方のヒントは?
「発端」とは、物事が始まること、はじまり、おこりの事です。
たった一本の電話が始まりで大きな事になったり、
最初は小さなケンカだったとしても、どちらも引くに引けない大喧嘩になってしまったりと、
はじまりは小さなことでも、時には大きな事件に発展してしまうことも。
しかし、そもそもの発端を思い返すと本当に些細な事だったりします。
発端である原因を考え、うまく対処できれば大きな事件もたいてい収まるでしょう。
「発端」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。
さて、もうわかりましたか?
「発端」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「ほったん」
です!
ぜひ、覚えておきましょう。
2問目はこの漢字!「挨す」
「挨す」の読み方をご存じでしょうか?
「挨」という字を使うのは「挨拶(あいさつ)」と書くときぐらいですが「挨(あい)」と読むのは音読みですね。
しかし今回の正解は訓読みになります。
分かる人はかなりの漢字通!!??
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「挨す」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇す」の2文字
- 「挨」には「開く」や「押しのける」といった意味があります
- 「挨拶」と深い関係にある言葉です
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「挨す」の読み方!正解は!?
正解は「おす」です!
「挨す(おす)」とは、ヒントにも示したように「開く」「押しのける」といった意味を持つ言葉。
また、「挨拶」の「拶」は訓読みで「拶る(せまる)」と読むことができ、「ぎりぎりまで近づく」という意味を持ちます。
実は「挨拶」は仏教由来の言葉で、門下の僧に師匠が声をかける際に押し開いて近くまでせまって問答をし、悟りの進み具合を試したことから来ているのです。
日常の挨拶にこんな深い意味があったとは、ちょっと驚きですね。
最後はこの漢字!「如才ない」
「如才ないってなんて読むんだろう?くちさいないかな……」
「如才ない」の読み方について、知りたい方もいますよね。「如才ない」という漢字は、あまり書く機会がない方も多いでしょう。
この漢字は一体、なんと読むのでしょうか?
「如才ない」読み方のヒントは?
- 如才ないの読み方は、ひらがなで書くと6文字です。
- 最初の文字は「じ」です。
- 如才ないの類義語には、「よく気が回る」「機転が利く」などがあります。
上記の3つのヒントをもとに、「如才ない」の読み方を考えてみましょう。
「如才ない」の読み方、正解は……
正解は……
「じょさいない」
でした!
「如才ない」とは、人の心をくみ取れる、気配りができるという意味で使われる言葉です。他者の気持ちや状況を敏感に察知し、適切な対応ができることを表現する際に用いられます。
如才ないは、次のように使われます。
「彼はパーティーの場で如才ない対応を見せ、どんなゲストとも自然に会話を楽しんでいた」
「新入社員は先輩たちの微妙な空気を読み取り、如才ない態度で仕事をこなしている」
今回は、難読漢字の「如才ない」について解説しました。
「如才ない」は難しい字ですが、覚えておいて損はありません。読み方を覚えておくことで、きっと何かの機会に役立ちますよ!
ここで身に付けた知識を、ぜひ今後に役立ててください。
出典:コトバンク