皆さんは突然、鼻血がでてきて驚いた経験はありませんか。鼻をぶつけたわけでも、のぼせた感じでもないのに…。いったいなぜ??
誰でも鼻血は起こりうることですが、とくに、寝ている時に鼻血がでてしまうのは、布団やシーツなどについて困ってしまいますよね。今回は、鼻血がでてしまう原因と対処法について解説させていただきます。
目次
鼻血がでる原因
ぶつけたり、鼻の中に傷があるわけでもないのに鼻血がでてしまう原因について以下の原因が挙げられます。
①気温の変化
冬になると空気が冷たく乾燥しているため、粘膜の表面にある粘液も乾き、傷つきやすくなります。また、急激な温度変化によって自律神経が乱れ、血管の収縮や拡張を繰り返してしまい、血管がもろくなりやすくなります。
②ストレス
過度のストレスがたまると、寝不足や疲れが取れないという状態が続きます。
このような状態では、自律神経失調症にかかりやすくなります。
自律神経の乱れによって毛細血管が切れやすく、鼻血が出やすくなります。
③寝不足や疲労
忙しくてなかなかまとまった睡眠がとれずに寝不足にが続いてしまったり、疲労が蓄積してしまうことで自律神経が乱れてしまい、興奮状態が続いてしまうことで毛細血管が破壊されて鼻血が出やすくなってしまいます。
④寝ているときは鼻血がでやすい
鼻血は日中よりも夜間の方がでやすい傾向があります。眠っている時やリラックス状態の時は自律神経の副交感神経が優位になり、血管が拡張しやすくなることで鼻血がでやすくなります。
また、布団に潜むダニによって、寝ている間に鼻を触ったり、こすってしまうことで鼻血が出ている可能性もあります。
➄ホルモンバランスの乱れ
月経や妊娠、出産などによるホルモンバランスが変化することで自律神経が乱れてしまう場合があります。 自律神経が乱れることで鼻の血管が拡張しやすくなり、鼻血が出やすくなることがあります。
チョコレートやナッツなどたくさん食べると「鼻血が出やすくなる」よく言われますが、そんな噂に根拠はないそうですよ😉
鼻血の応急処置
鼻血がでてしまったとき、どんな応急処置をしていますか。いきなり鼻血がでてしまうと慌ててしまいますよね。鼻血の正しい対処法について紹介させていただきます。
鼻血を止める対処法
意外に知らない鼻血の止め方、以下の方法をされている方はNG!
①鼻にテッシュを詰める
❎ティッシュを詰めると、鼻の粘膜を傷つけてしまう場合があります。
②上を向く
❎上を向くことで鼻血がのどに流れて飲み込んでしまい、また横になると血液が喉に入り込んでしまい、気持ち悪くなってしまいます。
③鼻を冷やす
❎鼻を冷やしても止血法にはなりません。
④首をたたく
❎首をたたくことで逆に刺激になってしまい、止血しにくくなる可能性があります。
正しい鼻血の止血方法
まず椅子に座り、少しうつむいて出血している側の鼻を外側からテッシュを使って5分~10分程度押さえましょう。ほとんどの鼻血はこれで止まります。もしも、口の中に血液が落ちてきた場合は、飲み込まずに吐きだし、鼻血が止まったらうがいをするようにしましょう。
まとめ
今回は、「鼻血がでる原因と対処法」についてご紹介させていただきましたが、突然鼻血がでてしまう原因は、気温の変化やストレス、疲労などさまざまな原因がありましたが、正しい方法で止血することで5分~10分で鼻血を止めることができます。
また、夜間は副交感神経は優位になることで鼻血が出やすくなりやすいため、鼻血がでやすい方は枕元にテッシュや枕の下や上にフェイスタオルをかけて寝ることで安心して眠ることができます。寝ているときに鼻血がでてしまうと睡眠の妨げにもなるので普段から疲労やストレスを溜めないように心がけていきましょう。