今回のお題は「丁重」「鶲」「爾後」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「丁重」
「丁重」と書いて、なんと読むか分かりますか?
読み方を間違えていたとしても、イメージは合っていると思います。
丁寧というイメージで合っていますよ!
さて、「丁重」と書いてなんと読むでしょうか?
「丁重」読み方のヒントは?
「丁重」とは、礼儀正しく、手厚いこと、注意が行き届いていて丁寧なことという意味です。
重要な人だから「丁重なおもてなし」なんて聞いた事ありませんか?
他にも、誘いを断る時に「丁重にお断り」したりしませんか?
注意深く扱わないといけない人や、壊れやすい物を「丁重に扱う」なんていいます。
丁重に扱われ過ぎると、物足りないし、雑に扱われると悲しくなる。
何事もバランスが大事なのかも。
「丁重」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。
さて、もうわかりましたか?
「丁重」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「ていちょう」
です!
「重」を(ちょう)と読むのは「重宝」「貴重」「自重」など、沢山ありますが忘れがちですよね。
ぜひ、覚えておきましょう。
2問目はこの漢字!「鶲」
「鶲」を何と読みますか?
ぱっと見ると「鶴(つる)」に似た漢字ですが…
早速ヒントを見てみましょう!
「鶲」の読み方のヒントは?
1.「鶲」をひらがなにすると、3文字になります。
2.「鶲」は、とてもカラフルです。
3.「鶲」は、俳句で秋(晩秋)の季語とされています。
4.『梅もどきの枝に尾を動かしている鶲は、』飯田蛇笏「茸をたずねる」より引用
正解は…
正解は「ひたき」でした!
漢字を見ての通り鳥類です。
「鶲」はスズメくらいの小さな渡り鳥。
日本では、春はキビタキ、夏はオオルリ、秋はエゾビタキ、冬はルリビタキをよく目にします。
ヒタキ科の鳥はどの種類もカラフルで可愛らしいため、とても 写真映えします。
野鳥の雑誌や図鑑の表紙にされることが多いそうですよ。
また、オオルリ・コルリ・ルリビタキは、日本で見られる美しい青い鳥3種「瑠璃三鳥」と呼ばれています。
「鶲」のもう一つの特徴は鳴き声。
日本を代表する美しい鳴き声の鳥を3種を「日本三鳴鳥」といいますが、このうち2種類がまたしてもヒタキ科の鳥です。
「チッ、チッ」「カッ、カッ」という高い鳴き声が火打ち石の音に似ているため、「火焚き」「火叩き」と呼ばれるようになったそうです。
最後はこの漢字!「爾後」
あなたは「爾後」という漢字をなんと読むか、ご存じですか?
「後」という字は簡単に読めるかもしれませんが、「爾後」となるとどうでしょう。なんだか一気に難しい漢字に見えますよね。
さて、この漢字はなんと読むのでしょうか?
「爾後」読み方のヒントは?
- 爾後の読み方は、ひらがなで書くと「〇〇」の2文字です。
- 爾後の類義語には、「直後」「以後」などがあります。
- 「爾後の状況」のように使われます。
上記のヒントから、「爾後」の読み方を考えてみてください。
「爾後」の読み方、正解は……
気になる正解は……
「じご」
です!
「爾後」とは、「その後」といった意味で、ある時点や出来事の後の時間を指す言葉です。また、「それ以来」や「以後」のことを表す際にも使用されます。
爾後という言葉は、
「その発見があった爾後、科学界は大きく変わった」
「爾後10年の歳月が流れ、彼の地位はさらに向上した」
のように使用されます。
やや古風な表現ですが、現代でも小説や法律文書などで用いられることがある漢字です。
今回は、難読漢字の「爾後」について解説しました。
「爾後」は難しい字ですが、覚えておいて損はありません。難しい漢字が読めると、ちょっとかっこいいですよね。
ここで学んだ知識を、ぜひ今後に生かしてくださいね!