今回の難読漢字は「陳ねる」「鱵」「尾籠」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「陳ねる」
「陳ねる」の読み方をご存じでしょうか?
「陳」は「陳謝(ちんしゃ)」などの「ちん」ですが、もちろん「ちんねる」ではありませんよ。
ちょっと読み難いけれど、きっとあなたも聞いたことのある言葉です。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「陳ねる」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇ねる」の3文字
- 大人びて可愛らしさがなくなること
- 「若いのに陳ねたことを言うわね」などと使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「陳ねる」の読み方!正解は!?
正解は「ひねる」です!
「陳ねる(ひねる)」には以下のふたつの意味があります。
- 日がたって古くなる
- 大人びて可愛らしさがなくなる、ませる
「陳」という字には「ならべる」や「告げる」の他に「古い」という意味もあるのです。
たとえば素麺は古いものの方がコシが強くて美味しいとされ、熟成したもののことを「ひね」と呼んだりしますよ。
「陳ねる」の意外な読み方、この機会に覚えておいてくださいね。
2問目はこの漢字!「鱵」
「鱵」の読み方をご存じでしょうか?
魚編に「箴(はり)」という字ですが「はり」と読むのは間違いです。
でも「箴(はり)」=「針(はり)」と無関係ではないんですよ…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「鱵」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です
- 魚の種類の名前
- 「針魚」と表記される場合もあります
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「鱵」の読み方!正解は!?
正解は「さより」です!
「鱵(さより)」とはダツ目サヨリ科の海水魚で体は細長く、突き出した下あごが特徴です。
魚編に「箴(はり)」と書いたり「針魚」とも表記されるように、その姿はまさに針のようですね。
また、細い体つきから「細魚」と書かれる場合もありますよ。
「鱵」は刺身や天ぷら、寿司などに使われ、美しく透き通るような身から高級食材として人気があります。
次にさよりを食べる機会があったら、ぜひ今回の話を思い出してくださいね。
最後はこの漢字!「尾籠」
「尾籠」の読み方をご存じでしょうか?
素直な方は見たまま「おかご」と読んだかもしれませんが、もちろん間違いです。
日常の会話であまり登場する言葉ではないので、この言葉自体知らない方もいるかも。
しかし、ちょっと距離のある方との会話や、大勢を前にした講義などでは聞くことがありますよ。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「尾籠」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字
- 下品、不潔、無礼などの意味
- 「尾籠な話で恐縮ですが…」のように使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「尾籠」の読み方!正解は!?
正解は「びろう」です!
「尾籠(びろう)」とは、ヒントに示したように、下品であったり、不潔、無礼に当たるような言葉のことです。
ただし「尾籠」という表現自体がかしこまった言い方なので、あからさまに下品であったり不潔そのものというような話題に使われることは、少ないといえるでしょう。
また、尾籠の類義語には「下品」「下等」「下劣」などがあります。