今回のお題は「玉食」「和氏之璧」「千軍万馬」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「玉食」
「玉食」の読み方をご存じでしょうか?
もちろん「玉(たま)」と「食い(くい)」で「たまぐい」…ではありませんよ!
いくつかの読み方を思い起こしたら、比較的簡単に正解にたどり着けるかと思います。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
余裕のある方はぜひ意味も併せて考えてみてくださいね。
「玉食」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇〇」の6文字です
- 玉と食を音読みすると…?
- 錦衣玉食という言葉があります
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「玉食」の読み方!正解は!?
正解は「ぎょくしょく」です!
古来より「玉」は「宝石」という意味を持つため「玉食(ぎょくしょく)」は「まるで宝石のような美食」ということ。
つまり「玉食」とは、非常に贅沢な食事をすることや、その食べ物自体を意味します。
また、ヒントに示した「錦衣玉食(きんいぎょくしょく)」は「錦のように美しく贅沢な着物を着て珠玉のように上等な食べ物を食べる」という意味に由来して「富貴な身分」を表す言葉です。
2問目はこの漢字!「和氏之璧」
「和氏之璧」の読み方をご存じでしょうか?
もしかしたら「わしのかべ」と読んでしまった方がいらっしゃるかも…
「璧」という字をよく見るとわかりますが、下部が「玉」になっていますね。
「壁(かべ)」の株は「土」なので、「璧」を「かべ」と読むことはできません。
これが正解できる方は、かなりの漢字通だといえるでしょう。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「和氏之璧」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字です
- 「氏之」の部分は「しの」と読んでOK
- 「璧」は「財宝」を意味します
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「和氏之璧」の読み方!正解は!?
正解は「かしのへき」です!
また、「かしのたま」と読む場合もあります。
「和氏之璧(かしのへき)」とは中国の春秋時代の物語に由来する言葉で、以下のような意味です。
- 滅多に手に入らない貴重なもの
- 非常に珍しい宝物
- この世に二つとない珍しい宝
また、「和氏の璧」「連城の璧(れんじょうのへき)」も同じ意味になります。
冒頭でお話したように「壁」と「璧」はとても似ているため混同しやすく、注意が必要です。
「完璧(かんぺき)」の「ぺき」も「壁」と間違えやすいので気を付けましょう。
最後はこの漢字!「千軍万馬」
「千軍万馬」の読み方をご存じでしょうか?
まるで、映画やテレビで見る戦国時代のような光景が頭に浮かぶ四文字熟語ですね。
そのまま素直に「せんぐんまんば」と読んでしまった方、残念ながら間違いです。
非常に惜しいんですがね…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「千軍万馬」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇〇〇」の7文字です
- 「せんぐんまんば」よりも発音しやすくなっています
- 「社会経験が豊富」などの意味
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「千軍万馬」の読み方!正解は!?
正解は「せんぐんばんば」です!
「千軍万馬(せんぐんばんば)」のそもそもの意味は「多くの戦力を持っている」「戦いの経験が豊富である」など。
転じて現代では「社会経験が豊富」という意味で使われる言葉です。
また「万馬」は単体だと「まんば」と読みますが、「千軍」が合わさって「千軍万馬」になることで後半が「ばんば」という読みに変化しています。
このように、発音しにくい部分に濁音がついて変化したものを「濁音化」といいます。
ただし、全てこのように変化するわけではなく例外もあるため、注意が必要です。