今回の難読漢字は「然然」「審らか」「言外」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「然然」
「然然」の読み方をご存じでしょうか?
パッと見た印象で「ぜんぜん」と読んでしまいそうですが…
「ぜんぜん」は「全然」と書くので、間違えないように注意してくださいね。
「然然」も読み方を聞いたら誰でも知っている普通の言葉ですよ。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「然然」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
- 詳しく言わずに省略する際に使うあの言葉
- 実はかくかく然然で…
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「然然」の読み方!正解は!?
正解は「しかじか」です!
「然然(しかじか)」とは、わかりきったことや言う必要のないことを話さずに省略する際に使う言葉です。
多くの場合「角角然然(かくかくしかじか)」という風に使うことが多いですね。
「角々然々」と表記する場合もありますよ。
「昨日参加できなかったのは、角角然然で…」とか「実は角角然然で今日も忙しいんですよ」みたいな表現は、あなたも使ったことがあるかも。
身近な言葉も漢字にすると一気に難しくなりますね。
この機会に「然然(しかじか)」や「角角然然(かくかくしかじか)」の読み方をぜひ覚えておきましょう。
2問目はこの漢字!「審らか」
「審らか」の読み方をご存じでしょうか?
「審」は「審判(しんぱん)」などの「しん」ですが、「しんらか」と読むのは間違いです。
普段の会話ではあまり使わないものの、ビジネスの場や読み物などでよく登場する言葉ですよ。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「審らか」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇らか」の5文字です
- 細かい部分まではっきりわかる様子
- 「原因を審らかに説明してください」などと使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「審らか」の読み方!正解は!?
正解は「つまびらか」です!
通常は「詳らか」と表記することが多いため、なかなかの難問だったかも。
「審らか(つまびらか)」とは「物事の細部までわかるさま」「物事の状態などがはっきりわかるさま」を意味する言葉です。
古くは「つまひらか」「つばひらか」と発音されていたものが変化して「つまびらか」になりました。
以下は「審らか」を用いた例文です。
- 事の真相は審らかにはなっていない
- 事件の様子は報道によって審らかにされた
- 出来る限り審らかにお話しします
耳にすることが少ない「審らか」という言葉ですが、用法をしっかりとマスターしてあなたのボキャブラリに追加してくださいね。
最後はこの漢字!「言外」
「言外」の読み方をご存じでしょうか?
多くの人がつい「ごんがい」と読んでしまう、間違えやすい熟語です。
小学校低学年で習う基本的な漢字しか使っていないのに、意外に難しいですね。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
読み方が分かる方は、意味も併せてお答えください。
「言外」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 「ごんがい」と一文字しか違いません
- 「言外ににおわす」などと使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「言外」の読み方!正解は!?
正解は「げんがい」です!
今まで「ごんがい」と読んでいた方も多かったのではないでしょうか?
「言外(げんがい)」とは、「言葉にあらわさない部分」「文章の行間や相手の口調から感じ取る部分」を意味する言葉です。
「言外ににおわす」という表現を使う場合が多いでしょう。
たとえば「今回の企画には参加したくないことを言外ににおわす」「彼女は僕と別れたいことを言外ににおわせていた」などが用例となります。
はっきりと言わずに「行間を読ませる」とか「空気を読む」などは日本独特の文化ですね。
時にロマンチックに、また時に面倒にもなる複雑な風習のように感じます。