「纏る」の読み方をご存じですか?
「纏」という漢字は「塵」という字に似ているようにも見えますが、「鹿」という字が入っている「塵」とは異なり「里」という字が入っています。
いったい何と読むのでしょうか?
「纏る」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「○つる」の3文字
- 訓読みです
- 「纏める」という使い方もありますが、読み方は少し違います
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「纏る」の読み方、正解は・・・
正解は
「まつる」
です!
「纏」という漢字は「(衣服を)まとう」「まとい(戦陣や火事場の目印)」「まとめる」などの意味があります。ただ、「纏る」と書いた場合は、裁縫で折り曲げた布の裏面から針を出し、表地に縫い目が目立たないよう縫い付ける方法のことになります。「まつり縫い」と呼ばれるものです。服の裾がほつれて直す時よく使われる方法です。
「まつり縫い」と「まつりぐけ」
「纏る(まつり縫い)」について調べると、ほぼ同じ意味として「まつりぐけ」という言葉が出てきます。「くける」というのは縫うこと、特に糸目が表に出ないように縫うことをあらわしています。ほぼ「まつり縫い」と同じ意味ですが、裁縫をする時はよく「まるぐけ」「返しぐけ」などよく使われる言葉なので、頭の隅に置いておくと便利です。
服の裾がほつれるのは避けたいですが「纏る」の読み方は是非覚えておいてくださいね。