今回は「海蘊」「愛者」「恋煩い」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「海蘊」
「海蘊」の読み方をご存じでしょうか?
「蘊」は余り見かけない難しい漢字ですが」「蘊蓄(うんちく)」の「うん」という字です。
しかし、「海蘊」を「かいうん」と読むのは間違いですよ。
「海」という字と熟語にすることで、全く違った読み方になるのです。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「海蘊」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字
- 海藻の一種です
- 「水雲」と書くこともできます
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「海蘊」の読み方!正解は!?
正解は「もずく」です!
「水雲」という表記もありますが、一般にはほとんどひらがなかカタカナで書かれる場合が多いようです。
「海蘊(もずく)」はモズク科やナガマツモ科に属する海藻で、別名「イトモズク」とも呼ばれます。
また、沖縄では「スヌイ」とも呼ばれていますよ。
海蘊はミネラルやビタミン、フコダインの豊富な食品で、腸内環境改善や美肌に効果的。
フコダインは耳慣れない言葉ですが、水溶性食物繊維の一種で海蘊のヌメヌメとした食感の元となっている成分です。
「海蘊(もずく)」の読み方を覚えるとともに食事にも積極的に取り入れて、健康的な食生活を!
2問目はこの漢字!「愛者」
「愛者」の読み方をご存じでしょうか?
「愛(あい)」と「者(もの)」だから「あいもの」と読んでしまいそうになりますが、残念ながら間違い。
「者」を「しゃ」と読んで「あいしゃ」や「あいじゃ」と読むのも間違いですよ。
今回の問題は「愛」を何と読むかがポイントになっています。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「愛者」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
- 「者」は「もの」と読みます
- 古語的な読み方です
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「愛者」の読み方!正解は!?
正解は「はしもの」です!
「愛者(はしもの)」とは「愛(いと)しく思う者」「愛する者」という意味。
現代では「愛」を「はし」とは通常は読みませんが、古語として使われる読み方です。
「愛」という漢字は「愛(あい)」と読む他に、「愛(め)でる」「愛(いと)おしい」「愛(まな)」「愛(かな)しい」「愛(う)い」など、たくさんの読み方があります。
それにしても「愛(はし)」と読むのは、それらの中でもかなり意外な読み方ですね。
この機会にぜひ覚えておきましょう。
最後はこの漢字!「恋煩い」
「恋煩い」の読み方をご存じでしょうか?
「煩」の字は「煩雑(はんざつ)」や「煩忙(はんぼう)」の「はん」ですが、「恋煩い」を「こいはんい」と読むのは間違いですよ。
今回はそれほど難しい問題ではないので、漢字が得意な方ならすぐに正解がわかったかも!?
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「恋煩い」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇い」の6文字です
- 「煩う」には「悩む」や「心配する」といった意味があります
- 「最近彼女がふさぎ込んでいるのは恋煩いじゃないの?」などと使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「恋煩い」の読み方!正解は!?
正解は「こいわずらい」です!
「恋煩い(こいわずらい)」とは、恋の悩みから病気のような状態になること。
また、「恋患い(こいわずらい)」と書いても同じ意味です。
「煩」の字は「ごたごたしている」「わずらわしい」「心が悩み苦しむ」といった意味を持つため、「恋煩い」は「恋が原因で悩み苦しんでいる」ということですね。
恋する気持ちはいつまでも持っていたいですが、悩み苦しむのは辛い…
幸せな恋だけができると良いんですがね。