今回のお題は「雛罌粟」「蛞」「花篝」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「雛罌粟」
「雛罌粟」の読み方をご存じでしょうか?
「雛祭り(ひなまつり)」の「雛(ひな)」+「罌(おう)」+「粟(あわ)」で「ひなおうあわ」?
これでは意味がわからないですよね…
しかし一般的なものの名前なので、一度は見たり聞いたりしたことがあるはずです。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「雛罌粟」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 赤く咲く可憐な花の名前
- 「雛」は「ひな」と読んでOK
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「雛罌粟」の読み方!正解は!?
正解は「ひなげし」です!
「雛罌粟(ひなげし)」はヨーロッパ原産のケシ科の一年草で、ポピーの一種になります。
寒さには強いのですが暑さに弱く、日本でのサイクルは半年程度です。
一般にケシ科の植物は大きな花をつけますが、雛罌粟の花は小さいため「雛(ひな=小さいという意味)+罌粟(けし)」で「ひなげし」と読みます。
また、ケシというと麻薬成分が含まれるものが多いのですが、雛罌粟は安全。
アヘンなどの麻薬は含まれていないため、安心してガーデニングを楽しめます。
2問目はこの漢字!「蛞」
「蛞」の読み方をご存じでしょうか?
「虫」と「舌」なので「むしした」…
などという読み方は、もちろんありません。
たった一文字なのに意外と長い読み方ができる漢字ですよ。
知っている人はすぐに読めたと思いますが…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「蛞」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇〇〇」の7文字です
- 水田や池などで見かける生き物
- 俳句では春の季語になっています
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「蛞」の読み方!正解は!?
正解は「おたまじゃくし」です!
「蛞(おたまじゃくし)」とはカエルの幼生(ようせい)のことで、春になると水田や池などに現れる身近な生き物として親しまれています。
全体の色や形などはカエルの種類によって異なりますが、見分けるのはとても難しいです。
通常は「おたまじゃくし」や「オタマジャクシ」と表記されるため、漢字一文字で表すことができるのは、意外ですね。
この機会にぜひ漢字表記を覚えて、身近な人に教えてあげると驚かれるかもしれません。
最後はこの漢字!「花篝」
「花篝」の読み方をご存じでしょうか?
「篝」は「かご」とも読めますが「花篝」を「はなかご」と読むのは間違いです。
熟語の字面から、どことなく風情のある雰囲気が漂っていませんか?
とても雰囲気のある言葉ですよ。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「花篝」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字です
- 春の風物詩のひとつ
- 「篝」は周辺を明るくするための照明のこと
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「花篝」の読み方!正解は!?
正解は「はなかがり」です!
「花篝(はなかがり)」とは、夜桜を鑑賞するために焚かれる篝火(かがりび)のこと。
京都府の円山公園は、美しい花篝で有名な地です。
花篝を今の言葉でいうなら「ライティング」ですが、「はなかがり」という響きからはふんわりとした炎に浮かび上がる花々の情景、春らしい空気感まで感じられますね。
また、花篝は春の季語にもなっていますよ。
補足すると、篝火は固定された照明のことで、手に持って移動する場合には松明(たいまつ)と呼ばれるため区別して使いましょう。