今回の難読漢字は「滷汁」「沸る」「東江」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「滷汁」
「滷汁」の読み方をご存じでしょうか?
「ろじゅう」と読むと「アルカリ性溶液」のことになりますが、もう一つの読み方が存在します。
意外なことに、身近な存在ですよ。
通常はひらがなか別の漢字で表記するので、ちょっと難しいかも。
さて、あなたには「ろじゅう」以外に正しい読み方がわかりますか?
「滷汁」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字
- 豆腐に関係があります
- 「苦塩」とも呼ばれます
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「滷汁」の読み方!正解は!?
正解は「にがり」です!
通常は「苦汁」か「にがり」とひらがなで書くため、難しかったですね。
「滷汁(にがり)」とは海水から抽出した塩化マグネシウムを主成分とした食品添加物で、豆腐を作る際の凝固剤として使用されます。
舐めると苦い味がすることから「苦塩(にがしお)」とも呼ばれることも。
滷汁にはマグネシウムをはじめとするミネラル分が豊富に含まれており、健康や美容の促進、糖尿病や高脂血病の予防にも効果的だといわれています。
2問目はこの漢字!「沸る」
「沸る」の読み方をご存じでしょうか?
「沸騰(ふっとう)」のイメージから「にえる」と読みそうになりますが「にえる」は「煮える」と表記します。
では「沸る」は何と読めば良いのでしょう…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「沸る」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇る」の3文字です
- お湯が沸騰してグラグラしてる状態
- 気持ちが高揚しているときに使う場合も
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「沸る」の読み方!正解は!?
正解は「たぎる」です!
お湯が激しく沸騰してグラグラしているときに「煮え沸る(たぎる)」と表現しますね。
また、熱い思いが湧きあがって高揚している状態を「沸る(たぎる)」という場合もあります。
通常は「滾る(たぎる)」と書くため、「沸る」は小説などで使われる特殊な表記だといえるでしょう。
小説などでは「激る」も「たぎる」と読ませる場合があります。
また「沸る」の同義語としては「煮えくり返る」「煮える」「滾らす(たぎらす)」などが挙げられます。
最後はこの漢字!「東江」
「東江」の読み方をご存じでしょうか?
「ひがし…」と読みかけた方は、すでに間違っていますよ。
ちなみに「とう…」でもありません。
沖縄ではよくある名字らしいので、沖縄の方にはきっと簡単な問題ですね。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「東江」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 太陽は東から上がってきます
- 「江」は「え」と読んでOK
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「東江」の読み方!正解は!?
正解は「あがりえ」です!
「東江(あがりえ)」とは太陽の上がってくる方向を意味しています。
つまり、東から太陽が上がるので「東」を「あがり」と呼び、「東江」を「あがりえ」と呼ぶようになったのです。
そのため、沖縄には「東江」という名字の人が多いといわれます。
また、同じく東にちなんだ名字には「東門(あがりじょう)」「東里(あがりざと)」「東筋(あがりすじ)」などがあります。
では「西」はどうかというと、太陽は西に入るため「いり」と読まれます。
たとえば「西表島」を「いりおもてじま」と読むことは有名ですね。
他にも「西筋(いりすじ)」などの名字が存在するそうです。