今回の難読漢字は「梟雄」「粘稠」「澱む」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「梟雄」
「梟雄」の読み方をご存じでしょうか?
「梟」という字は「鳥」に似ていますが「英雄(えいゆう)」の「ゆう」と合わせて「ちょうゆう」と読むのは間違いです。
「梟」は「ふくろう」と読めますが「ちょう」と読むことはできません。
では「梟雄」という熟語は何と読むのが正解なのでしょうか。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「梟雄」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字です
- 勇ましく強いが、残忍な人物のこと
- 「雄」は「ゆう」と読んでOK
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「梟雄」の読み方!正解は!?
正解は「きょうゆう」です!
「梟雄(きょうゆう)」とは「勇ましく強いが残忍な人」「悪者などの首領」を指す言葉。
「梟」は訓読みで「ふくろう」と読みます。
梟は実は気性が荒く非常に獰猛(どうもう)な鳥だと言われており、他の鳥が敬遠するほどだそうです。
そのため「梟」という字は「強い、たけだけしい」といった意味を持ちます。
「梟首(きょうしゅ)」が「さらしくび」を意味することからも、その獰猛さがわかりますね。
2問目はこの漢字!「粘稠」
「粘稠」の読み方をご存じでしょうか?
「ねんちょう」と読んでしまった人、残念ながら間違いです。
「調」と「稠」は似すぎていますが、「稠」を「ちょう」と読むことはできません。
医療に携わっている方なら、簡単に正解できるかもしれませんね。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「粘稠」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字です
- ネバネバとしていて濃い状態
- 医療関連の言葉です
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「粘稠」の読み方!正解は!?
正解は「ねんちゅう」です!
「粘稠(ねんちゅう)」とはネバネバとして密度の濃い状態を指す医療用語で、血液や痰などの液体の状態を表す際によく用いられます。
「粘稠」を「ねんちょう」と読んでしまう間違いは医療関連の方でもよくあるらしく、ネットで検索してみると「私も間違えていました」というケースが何件か見られました。
しかしよく見ると「周」によく似た部分の「土」の真ん中の棒が「稠」の場合は下に突き抜けていることがわかりますね。
「稠」の字を使った言葉には他に「稠密(ちゅうみつ)」や「稠林(ちゅうりん)」があります。
なお、辞書によっては「稠」を「ちょう」と読むことを可としているものもありますが、正しくは「ちゅう」なので正しい方で覚えておくのが良いかと思います。
最後はこの漢字!「澱む」
「澱む」の読み方をご存じでしょうか?
「澱」という字を「でん」と読むこともできますが、それは音読みの場合です。
今回は送り仮名がついているので「訓読み」で読んでくださいね。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「澱む」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇む」の3文字です
- 水や空気の流れが止まった状態
- 「台風の後で川の水が澱んでいる」などと使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「澱む」の読み方!正解は!?
正解は「よどむ」です!
「澱む(よどむ)」には以下の意味があります。
- 水や空気の流れが止まって動かない
- 底に沈んで溜まっている、どんよりと濁っている
- 動作や言葉が滞って滑らかに進まない
また「澱む」は「淀む」と書くこともでき、意味はほぼ同じになります。
以下は「澱む」を使った例文です。
- 部屋の空気が澱んでいるので、窓を開けて換気しよう
- 澱んだ水には数匹の鯉が泳いでいた
- 質問が核心に迫ると、彼は言い澱んで黙ってしまった