漢字読み講座

【難易度★★★★★】「擬い」ってなんて読む?「ぎい」と読んでしまったあなたは・・・

「擬い」

「擬音(ぎおん)」「擬態(ぎたい)」「擬人化(ぎじんか)」など「ぎ」と読まれることが多い漢字ですが、漢字の意味は変わらず別の読み方があります。

一体なんと読むのでしょう。想像してみてください。

「擬い」読み方のヒントは?

ヒントは、にせもの・本物に似せてあるものを表す言葉です。

類語は

「偽(にせ)」

「えせ」

「もどき」

などが挙げられます。

「擬い」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

 

「まがい」

です!

「詐欺擬いの手口だ」

「高い代金を払ったのに擬いものだった」

のように使います。

実はヒントで例に出した「もどき」も漢字で書くと「擬」です。

植物の「ウメモドキ」は漢字で書くと「梅擬」、食べ物の「がんもどき」も「雁擬き」です。

それぞれ、梅ではないけれど梅によく似ている、精進料理で雁の肉の代用品として(諸説あり)と、まさに「擬い」という意味で名前が付けられています。

実は「擬(もどき)」がつく植物や生き物は数多く、「蟻擬(アリモドキ)」「徳利椰子擬き(トックリヤシモドキ)」など100種類以上あると言われています。

考えていみたら擬いものみたいな名前をつけられているのも、なんだか失礼な話ですよね。

最後までお読みいただき、ありがとうございます!