「擬い」
「擬音(ぎおん)」「擬態(ぎたい)」「擬人化(ぎじんか)」など「ぎ」と読まれることが多い漢字ですが、漢字の意味は変わらず別の読み方があります。
一体なんと読むのでしょう。想像してみてください。
「擬い」読み方のヒントは?
ヒントは、にせもの・本物に似せてあるものを表す言葉です。
類語は
「偽(にせ)」
「えせ」
「もどき」
などが挙げられます。
「擬い」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「まがい」
です!
「詐欺擬いの手口だ」
「高い代金を払ったのに擬いものだった」
のように使います。
実はヒントで例に出した「もどき」も漢字で書くと「擬」です。
植物の「ウメモドキ」は漢字で書くと「梅擬」、食べ物の「がんもどき」も「雁擬き」です。
それぞれ、梅ではないけれど梅によく似ている、精進料理で雁の肉の代用品として(諸説あり)と、まさに「擬い」という意味で名前が付けられています。
実は「擬(もどき)」がつく植物や生き物は数多く、「蟻擬(アリモドキ)」「徳利椰子擬き(トックリヤシモドキ)」など100種類以上あると言われています。
考えていみたら擬いものみたいな名前をつけられているのも、なんだか失礼な話ですよね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!