「諡号」の読み方をご存じですか?
「号」は「記号」「番号」で使われる漢字ですが、「諡」はなかなか見かけない漢字です。
いったい何と読むのでしょうか?
「諡号」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「○ごう」の3文字
- 音読みです
- 「諡」は訓読みでは「おくりな」と読みます
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「諡号」の読み方、正解は・・・
正解は
「しごう」
です!
「諡」は「死後、生前の行いに対してつける名前」のことをあらわしています。「号」はここでは「呼び名、名前」のことをあらわしています。
「諡号」は「生前の偉業をたたえ、死後につけられる称号」をあらわす言葉です。日本で有名な諡号としては、真言宗の開祖である空海につけられた「弘法(こうぼう)大師」が挙げられます。
天皇陛下と「諡号」
「諡号」はその性質の通り、貴人や僧侶に死後贈られる称号であり、天皇陛下であっても存命中は贈られることはありません。例えば元号をもとにした諡号は「明治天皇」「大正天皇」「昭和天皇」がありますが、「平成天皇」「令和天皇」という諡号は2024年5月現在、存在していません。
なお、この「○○天皇」という諡号は「漢風諡号」と呼ばれており、「和風諡号」がつけられていた時代もありました。例えば女性天皇として有名な「持統(じとう)天皇」には「大倭根子天之廣野日女尊(おほやまとねこあめのひろのひめのみこと)」という和風諡号があります。
難しい言葉ですが、実は時々目にしている「諡号」の読み方を是非覚えておいてくださいね。