米へんに「宗」と書く「粽」。
普段、あまり見かけない漢字ですし、推測するにしてもせいぜい音読みの「そう」くらいでしょうか。
でも、米へんがついている漢字なので、お米を使った何かであることは間違いないようです。
ヒントを見ないと分からないこの難問、あなたは読めますか?
「粽」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 端午の節句ではお馴染みの食べ物です。
ヒント➁ 「〇〇き」の3文字です。
ヒント③ 笹の葉で包んだものが定番ですね。
「粽」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ちまき」です!
「粽」とは、日本の各地域によってその形や中身が異なりますが、イメージとしては、もち米のご飯や炊き込みご飯を笹の葉で三角形に包んだものが定番だと思います。
「粽」は、「柏餅」と並ぶ端午の節句の供物としても有名ですよね。
「粽」の日本での歴史としては、10世紀に書かれた「倭名類聚鈔」に、「和名知萬木」という項目で登場しており、「もち米を植物の葉で包み、これを灰汁で煮込む。」という製法が記載されています。
もともと、灰汁の持つ殺菌力や防腐性を利用した保存食でしたが、各地で改良や簡略化が進み、京都では餡を包んだりするものもあります。
これだけ各地で進化しているので、全国のいろんな「粽」を食す旅行も楽しいかもしれませんね!