今回の難読漢字は「見初める」「濃紫」「弑逆」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「見初める」
「見初める」の読み方をご存じでしょうか?
そのまま読めば「みはじめる」ですが、「見ることを始める」なら「見始める」が正しい書き方になります。
では「見初める」は何と読めば良いのでしょう…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「見初める」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇める」の4文字
- 一目見て恋に落ちることです
- 「パーティーで出会って見初めた女性」などと使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「見初める」の読み方!正解は!?
正解は「みそめる」です!
日常的には余り使いませんが、本で読んだりテレビなどで耳にしたことはあるのではないでしょうか。
「見初める(みそめる)」とは、ヒントで示したように「一目で恋に落ちる、一目ぼれをする」という意味です。
言葉としてはちょっと古風なイメージのある言い方ですね。
「一目ぼれする」「好きになる」などよりも、「見初める」という言い方には運命のようなロマンチックな響きを感じてしまいます。
いずれにせよ、もし読む機会があった際は「見初める」を「みはじめる」に読み間違えないよう、くれぐれもご注意くださいね。
2問目はこの漢字!「濃紫」
「濃紫」の読み方をご存じでしょうか?
見たままのイメージで読むと「のうし」になりますが、残念ながら間違いです。
それほど難しくはないので、いくつか読み方を考えると当たりそうではありますよ。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「濃紫」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字です
- 濃い紫色のこと
- 「紫」はそのまま「むらさき」と読みます
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「濃紫」の読み方!正解は!?
正解は「こむらさき」です!
「濃紫」を単に訓読みをするだけなのですが「濃」を「こ」と読むあたりはちょっと難しいですね。
「濃紫(こむらさき)」とは字が示す通り「濃い紫色」のことで「やや暗くて濃い紫」になります。
日本において紫色は、古来から高貴な色とされてきました。
604年に聖徳太子が定めた「官位十二階の制」でも、紫は最も高い階級の色として、衣や冠の色に採用されていたとのことです。
ちなみに階級の色は位の高い順から「紫」「青」「赤」「黄」「黒」となっていたそうですよ。
最後はこの漢字!「弑逆」
「弑逆」の読み方をご存じでしょうか?
「弑」という字は見たこともないという方もいらっしゃるかも知れませんね。
「式」という字が使われているので「しきぎゃく」と読んでしまいそうになりますが、残念ながら間違いです。
ちなみに正しい読み方は2種類あるため、どちらでも正解とします。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「弑逆」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと5文字または4文字です
- 意味は、主君や親を殺すこと
- 「逆」は「ぎゃく」と読んでOK
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「弑逆」の読み方!正解は!?
正解は「しいぎゃく」または「しぎゃく」です!
「弑逆(しいぎゃく/しぎゃく)」とは、主君や親など目上のものを殺すことをいいます。
一つひとつの漢字を見ると、「弑」は「目上のものを殺す」という意味。
そして「逆」には「さからう」という意味があるため、目上のものに逆らって殺してしまうことを「弑逆」というのです。
そもそもは「弑逆」と書いて「しぎゃく」と読まれていましたが、一般に「しいぎゃく」と読まれることが増えたため、慣用読みとして「しいぎゃく」と読んでも正しいとされるようになりました。