今回ご紹介するのは大きさや形がさまざまな「生き物」をあらわす漢字です。
3つとも読むことができればかなり漢字に詳しいと言えるでしょう。
それではいってみましょう!
目次
最初の漢字は「微塵子」
最初にご紹介するのは「微塵子」という漢字。
字面だけを見ると微粒子(びりゅうし)という単語に似ていますが、一風変わった読み方をするんです。
あなたは読むことができますか?
「微塵子」の読み方のヒントは?
非常に小さく、ギリギリ肉眼で見えるか見えないかといった大きさの「微塵子」。
水の中に生息し、小学校や中学校の理科の時間に扱われることも多い生物です。
顕微鏡でよく見てみると少しグロテスクな見た目をしていることに気づきます。
きっとあなたも見たことがあるはず。
お分かりでしょうか?
正解は…
正解は…
ミジンコ
でした!
そもそもミジンコに漢字があるということ自体意外ですよね。
ちなみに、ミジンコには心臓がありますが血管はないそうです。
大人になるとミジンコを見る機会はなかなかありませんが、興味があればぜひ観察してみてください。
身体が透明なので心臓をはっきりと見ることができるはずです。
2つ目の漢字は「蜈蚣」
続いての漢字はこちら。「蜈蚣」です。
2文字とも見たことがないという方も多いのではないでしょうか?
どちらの漢字にも「虫」がつくことから、勘の良い方なら虫の仲間かな?と気づくはず。
厳密には昆虫ではないのですが、遭遇するとかなりびっくりする部類の生物です…。
あなたは読むことができますか?
「蜈蚣」の読み方のヒントは?
細長く、前後がわからなくなりそうな生き物です。
刺激すると咬(か)んでくることがあり、「害虫」に分類されることがほとんど。
足がたくさんあることから「百足」とも書き、そちらの漢字のほうがより一般的に使われます。
もう分かってしまったでしょうか?
正解は…
正解は…
ムカデ
でした!
家の中で遭遇するとぎょっとしてしまいます。
ムカデは厳しい温度変化に弱いため、駆除する際には冷却スプレーが効果的です。
実物に出会ってしまうととても漢字のことを思い出している余裕はありませんが、ぜひ心が穏やかなうちに頭の片隅に留めておいてくださいね。
最初の漢字は「百合鴎」
最後にご紹介するのは「百合鴎」という漢字です。
一見「なんだこの漢字は!?」と身構えてしまいますが、分解して考えてみればわかるはず。
パッと見分からなかったとしても諦めないでください。
続いてヒントです。
「百合鴎」の読み方のヒントは?
ある「鳥」の名前を表す漢字です。
「百合」と「鴎」に分けて読むと分かりやすいかも。
白くて「海といえば」な鳥。
レインボーブリッジを渡る四角い列車。
もう分かってしまったでしょうか?
正解は…
正解は…
ゆりかもめ
でした!
ゆりかもめは渡り鳥なので日本では冬によく見かけます。
実は夏の間、ゆりかもめの羽は「夏羽」に生え変わります。
夏羽の間、なんと頭は黒くなるんだそうです。
にわかに信じられませんが、英語で「Black-headed Gull(頭の黒いカモメ)」と言われることを考えると、少しだけ納得できるような気も。
ぜひ夏の姿も見てみたいものです。
さて、3問中何問正答できましたでしょうか。
千里の道も一歩からとは良く言いますが、漢字も1文字ずつ覚えるところから始まります。
いつまでも探究心を忘れずにいたいものですね。