「蕃椒」という漢字、かなり難問です。
1文字目の「蕃」は、「ばん、はん、しげる」と読む漢字で、「草が生い茂っている」様を表すものです。
2文字目は「胡椒(こしょう)」の「椒」の字。
そのまま「ばんしょう」でも合っていますが、もっと分かりやすい誰もが知っている読み方があります。
さあ、この「蕃椒」、あなたは読めますか?
「蕃椒」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 辛い調味料といえばコレ!
ヒント➁ 「鷹の爪」ともいいます。
ヒント③ 一般的には「唐辛子」と書きます。
「蕃椒」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「とうがらし」です!
「とうがらし」といえば、一般的には「唐辛子」と書きますよね。
そもそも「唐辛子」とは、ある植物に実る種子のことを指しますが、その植物こそが「蕃椒(ばんしょう)」です。
もともと、「唐辛子」は「中国(唐の時代)から伝わった辛い種子」なので「唐辛子」と書き、そのまま「とうがらし」と読むようになりました。
でも、種子の方ばかりがピックアップされていて、本体である植物の名前はあまり馴染みがありませんね。
「蕃椒(ばんしょう)」とは、ナス科のトウガラシ属の多年草であり、メキシコ原産の植物です。この植物本体の「蕃椒(ばんしょう)」も、種子の取引を通じていつしか「蕃椒(とうがらし)」と読むようになったそうですよ!
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