漢字読み講座

「合歓木」「気色ばむ」「貼付」。さて、これら3つの漢字は何と読みますか?

今回は「合歓木」「気色ばむ」「貼付」です。

見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。

あなたは全部読めますか?

1問目はこの漢字から!「合歓木」

「合歓木」は何と読むかご存知でしょうか?

そのまま音読みで「ごうかんぼく」とも読みますが、もっと一般的な読み方があります。

「木」という文字が入っているので、木の名前のようですね。

さて、あなたには読むことができますか?

「合歓木」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
  2. 6~7月頃に淡いピンク色の花を咲かせます
  3. 夜になると眠っているように見えるそうです

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「合歓木」の読み方!正解は!?

 

 

 

正解は「ねむのき」です!

また「ごうかんぼく」も、ねむの木のことを言います。

ねむの木は夜になると葉っぱが閉じて垂れ下がり、眠っているように見えることから、ねむの木と呼ばれるようになったそうです。

また、古い日本語では「眠る」を「ねぶる」と発音したため、「ねぶのき」と読まれる場合もあります。

「合歓(ごうかん)」という熟語には、家族が仲良く寄り添ったり、喜びを共にするという意味があるそうです。

「合歓木(ねむのき)」に「合歓(ごうかん)」という漢字が当てられているのは、葉がぴったりとくっついている様子が、添い寝する男女に似ているからだとか。

夜になるとぴったりと葉を合わせて眠る「合歓木(ねむのき)」は、何とも不思議でロマンチックですね。

2問目はこの漢字!「気色ばむ」

「気色ばむ」の読み方をご存知でしょうか?

「きしょくばむ」と読めないこともありませんが、今回はもう1つの読み方を答えてくださいね。

さて、あなたには読むことができますか?

「気色ばむ」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇ばむ」の3文字です
  2. 「彼は気色ばんで席を立った」のように使います
  3. 物事の様子が表面に表れることを意味します

以上の3つのヒントで考えてみてくださいね。

「気色ばむ」の読み方!正解は!?

 

 

 

正解は「けしきばむ」です!

意味としては、内面の様子が表れることを言いますが、主に怒りが顔に表れた場合に使われることが多いですね。

ちなみに「きしょくばむ」は得意になって意気込む様子を表した言葉で、古典で使われていたようです。

「気色ばむ」の「ばむ」は「黄ばむ」や「汗ばむ」と同じように「そのような要素がある」といった意味になります。

現代では「きしょく」の方は「気色(きしょく)悪い」といった場合に使い「気色(けしき)悪い」という読み方はありません。

言葉は時代と共にどんどん移り変わるので、生き物といわれるのも納得ですね。

最後はこの漢字!「貼付」

「貼付」の読み方をご存知でしょうか?

「はりつけ」はもちろん間違いです。

また、「てんぷ」と読むのは間違いではありませんが、慣用読みになります。

慣用読みとは、間違えて読む人が余りにも多いため認められた読み方です。

では、本来の正しい読み方は?

「貼付」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなでは「〇〇〇〇」の4文字です
  2. 意味は、「貼り付ける」ことです
  3. 「切手を貼付してください」のように使います

以上の3つのヒントで考えてくださいね。

「貼付」の読み方!正解は!?

 

 

 

正解は「ちょうふ」です!

「貼付」は、紙や布などを広げて貼り付けるといった意味になります。

よく似た言葉に「添付(てんぷ)」がありますね。

ちなみに、添付は書類に補足として添えたり、メールにデータを添えることです。

貼付と添付はイメージが似ているので混同してしまい、「貼付」を「てんぷ」と読む人が多いのかも知れません。

貼付は「貼り付けること」で、添付は「添えること」と、覚えておくと良いですね。

出典:コトバンク

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