「鈍色」って何て読むか分かりますか?
(どんしょく)ではありません。
「鈍い」(にぶい)「色」(いろ)と書きますが、どんな色を想像しますか?
明るい色ではなさそうですよね。
さあ、一体何と読むのでしょうか?
「鈍色」の読み方のヒントは?
「鈍色」は「濃いねずみ色」を指します。
平安時代は、喪服の色として使われていました。現在は「ねずみ色」「灰色」という言い方が主に使われています。
「鈍色の空」というと、「どんよりした雲が広がっていて、今にも雨が降りだしそうな重い雰囲気の空」という意味で使われます。
何と読むかわかりますか?
「鈍色」の読み方、正解は……
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正解は……
「にびいろ」
です!
(にぶいろ)(どんじき)と読んでも間違いではありません。
特に、(どんじき)と読む場合は、僧侶の法衣の一種を意味する言葉になります。
平安時代中期に日本仏教が成立した時期につくられた衣服だと言われています。
「鈍色」という漢字のイメージを知っているだけで、どのような「灰色」なのかが分かります。
「鈍色」は「白に近い灰色」ではなく「黒に近い灰色」が頭に浮かびますので、短い言葉でイメージを共有する俳句などに使われることが多いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
出典:コトバンク
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