漢字読み講座

【難読漢字】「肌膚」って何て読む?「ひふ」じゃない読み方もある?

「肌膚」の読み方をご存じですか?

見た目のイメージから「ひふ」と読んでしまいがちですが、それは「皮膚」の読み方で、「肌膚」としては誤りです。

では、「肌膚」は一体どのように読むのでしょうか?

「肌膚」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「○ふ」の2文字
  2. 音読みです
  3. どちらも訓読みは「はだ」です

以上の3つのヒントから考えてみてください。

「肌膚」の読み方、正解は・・・


正解は

「きふ」

です!

ヒントの通り、「肌」も「膚」も訓読みは「はだ」で、どちらも体の表面を意味し、「皮膚」を指します。

現代の日本語では、ほとんどの場合「皮膚」が使われており、「肌膚」は一部を除いてほぼ統一されています。

「肌膚甲錯」

現在でも東洋医学の分野では「肌膚」という言葉が使われることがあります。

例えば「肌膚甲錯(きふこうさく)」という言葉は、「皮膚甲錯」と表記されることもありますが、多くの場合は「肌」が使われています。

「肌膚甲錯」とは、肌が乾燥してカサカサとうろこ状になっている状態、いわゆる「サメ肌」のことを指します。東洋医学では血行不良が原因と考えられ、漢方薬や鍼灸による治療が行われることが多いようです。

肌が乾燥したときは、スキンケアとともに「肌膚」の読み方も思い出してみてくださいね。