「掌る」
何と読むかわかりますか?
掌は、さまざまな読み方を持つ漢字です。
「てのひら」「しょう」「たなごころ」という読み方もありますが…
「る」の送り仮名がつく場合、違う読み方をする必要があります。
「掌る」の読み方のヒントはコレ!
- ヒント1:「体温調節を掌る器官」という使い方をする
- ヒント2:類語は「受け持つ」「引き受ける」「請け負う」
手のひらをイメージしつつ、読み方を考えてみてください。
そろそろわかりましたか?
「掌る」の読み方!正解は…?
「掌る」の読み方、正解は……
「つかさどる」です!
先ほど紹介したように、
- 職務や任務として取り扱うこと。
- 仕事や役割を担当すること。
このような意味を持つ言葉です。
仕事では手のひらを使うため、イメージしやすいですよね。
「掌る」の同訓異義語は?
「つかさどる」という読み方をする漢字は、ほかにもあります。
それらの違いについても見ていきましょう。
- 「掌る」…役目としてその仕事を担当すること。取り扱うこと。「会計を掌る」「消化を掌る器官」
- 「司る」…責任者として仕事を行うこと。支配・管理すること。「党務を司る」「組織を司る」
- 「宰る」…主任者として仕事を切り盛りすること。「宰相(さいしょう)」「主宰(しゅさい)」
厳密な違いを覚えて使い分けるようにすると、箔がつきますよ。
ちなみに、「掌る」は表外読みで、漢検準1級レベルに相当する読み方です。
読めなかった人はこれを機に覚えておきましょう。