睡眠の質を上げる

【なんか体に異変が…】過労が引き起こす可能性も?睡眠不足による見逃せないリスクとは

現代人は多忙な生活を送っています。

少子高齢化において生産人口は減少する一方なのに仕事は増え続け、さらに社会の多様化で親世代のようにある程度型にはまった生活スタイルを送ることも困難です。

そして、仕事やその他対価が金銭で支払われない様々なやるべきことに追われ、睡眠時間が減少しているという現実があります。

今すぐ睡眠不足を解消することが難しくとも、まずは今までの生活を振り返り、意識するところから始めることをおすすめします。

日本人の睡眠時間を世界的に見ると?

日本人の睡眠時間は世界的に見るとかなり短い部類に入ります。

以下のグラフを見てみてください。

睡眠時間の国際比較

出典:厚生労働省

一目見るだけで日本人の睡眠時間が短いことがわかります。

スウェーデンの男性と日本人男性の睡眠時間は同じですが、日本人女性はさらに男性より20分近く短くなっています。

また、最新の2018年の統計では男女平均で442分とさらに睡眠時間が減少しています。

これはOECD加盟国の中で最下位であり、もはや不名誉と言っても過言ではないと思います。

では、なぜ日本人の睡眠時間は短いのでしょうか。

睡眠不足になる原因とは?

日々の生活で睡眠不足を感じることはありますよね

そもそも日本人はあまり休みません。

それは仕事を始め多忙な毎日を送っているからです。

真面目で勤勉という日本人の長所は、短所にもなり得ます。

また、お給料をもらえる仕事に限らず、家事や育児、介護なども立派な仕事です。

先ほどのグラフを見ても、女性の方が睡眠時間が短い原因には家事なども含まれているのではないかと私は思いました。

つまり、日本人にはやるべきことが多すぎるのです。

仕事(過労)が引き起こす睡眠不足

毎日の通勤電車だけでも疲れますよね

例えば残業が多く労働時間がかなり長くなってくると、ほとんどの方が体調または精神面に異常が起こり始めます。

これは説明するまでもないですが、生活の大半を仕事に支配されるということは、プライベートの時間にかなりの制限を受け、睡眠時間を満足に取れないことにもつながります。

最悪のケース

それでも働き続けると社会問題となっている過労死につながります。

ちなみに過労死は、「karoshi」とそのまま英語になっています。

海外では、働きすぎて死につながるということが概念的に理解できないのでしょう。

過労死とは言うまでもなく過労に起因して死亡することです。

本当に取り返しのつかない事態になってしまいますよね。

その他

仕事などに生活を支配されると、プライベートにおける家族や友人関係などに支障をきたします。

価値観の違いではなく、生活のすれ違いが離婚原因になる場合もありますし、友人関係が疎かになってしまうとやはり生活の質は落ちてしまいます。

睡眠不足を改善するためには?

どうすれば現状から脱却できるでしょうか?

働き方改革という言葉が浸透してはや数年が経ちますが、コロナ禍によるテレワーク推進もなかなか組織的には進んでいません。

もちろん組織である政府や企業に積極的に取り組んでもらう必要性が大きいですが、個人でできる働き方改革を実践してみるといいかもしれません。

おうち時間が増え、まとまった時間を取って掃除や断捨離をした方も多いです。

ぜひ自分を見つめ直して、「心の」掃除や断捨離をしてみてはいかがでしょうか?

まとめ

睡眠負債という言葉が数年前から言われ出しています。

睡眠は身体を休めることはもちろん、脳を休息させる意味でもとても重要です。

その場その場でできる生活改善や睡眠対策ももちろん重要ですが、根本から自分を変えてみると新しい生活スタイルや自分が見えてくるかもしれません。

社会に問題が起因しているのに、安易に「自己責任」という言葉で片付けられてしまうのは悲しいことです。

ただ、それとは別に本当の意味で自分を変えられるのも自分しかいないのも事実です。

睡眠を通して生活習慣を見直すきっかけのお手伝いができれば嬉しいですね。

ABOUT ME
ゆき
Webライター。不眠症の治療経験あり。現在は通院も終了し、趣味のキャンプやヨガを満喫しています。ブログでは趣味や保育士試験についての情報発信中。