今日の難読漢字は
「阿曼」
「呉呂茶」
「新嘉坡」
の3つです。
さあ、何と読む?
目次
まず最初の難読漢字は「阿曼」!
2文字目の「曼」って、「ウナギ」の右側の文字と同じですね。
じゃあ、「ウナギ」に近い読み方?と思った方、実はこの文字だけでも漢字検定1級の難問なんです!
「曼」は、「まん」や「ばん」と読み、①ひっぱる ②ひろい の他に、③美しい といったいろんな意味を持つ漢字です。
1文字だけなのにこんなにも意味をもつ字に「阿」がついて、いったい何と読むのでしょうか?
「阿曼」の読み方のヒントはコレ!
通常はカタカナで読み、「〇〇ー〇」のという中東にある国の名前です!
「阿曼」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「オマーン」です!
音読みすれば「あまん」ですので、かなり正解に近くはなりますね。
サッカーが好きな人であれば、日本戦に立ちはだかる壁として「オマーン」という国名は聞いたことがあると思います。
「オマーン」は、アラビア半島の東端にある国で、アラビア海とオマーン湾に面しています。北西にはアラブ首長国連邦、西はサウジアラビアがあり、絶対君主制の国として有名です。
また、首都の名前は「マスカット」。砂漠の国なのに首都はみずみずしい果物の名前で、その対比が個人的に面白いなぁと感じてしまいました。
冒頭でも述べたとおり、「阿曼」はただの発音としての当て字だけでなく、国の名前に「ひろい、美しい」という意味の漢字が使われているのがとても素敵ですね!
砂漠の中にある美しい国、それが「阿曼」です。
次の難読漢字は「呉呂茶」!
そのまま読めば「ごろちゃ」ですが、残念ながらこれは違います。
また、「茶」という漢字が入っていますが、お茶の名前でもありません。
となると、何かの当て字でしょうか。
漢字の意味から推測することも難しいと思いますので、ヒントを見ながら一緒に考えていきましょう!
「呉呂茶」の読み方のヒントはコレ!
通常はカタカナで読み、「〇ロ〇〇ア」という寒い地域にある国の名前です!
「呉呂茶」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「クロアチア」です!
どう見ても、「ごろちゃ」って読めますよね・・・。
そんなクロアチアの正式名称は、「クロアチア共和国」。
東ヨーロッパにあるバルカン半島にある共和制国家で、首都は「ザグレブ」です。
今回の難読漢字では「呉呂茶」を紹介しましたが、「克羅地亜」と表記することもあります。
そんなクロアチアの雑学をご紹介しますと、「クロアチア」って実はラテン語読みなのをご存じでしたでしょうか。本国での発音を聞いたとおりにカタカナで表わすとしたら「フルヴァツカ」になるそうです。
また、「ネクタイ」は元々クロアチアの方々が昔から習慣として身に着けていたというもので、フランスやスペインでは、「ネクタイ」という単語は「クロアチア」を語幹に使ったものだそうですよ!
最後の難読漢字は「新嘉坡」!
音読みをすれば「しんかば」になりますが、正解には遠すぎます。
字の意味としても「嘉」は「喜ばしい」・「美しい」、「坡」は「土手」や「堤防」のような意味を持ちますが、それに「新」がついても推測が難しいですね。
ヒントに行く前ですが、最初の「新」はそのまま「しん」と読みます。
さぁ、この「新嘉坡」は何と読む?
「新嘉坡」の読み方のヒントはコレ!
通常はカタカナで読み、「シン〇〇ー〇」という東南アジアにある国の名前です!
「新嘉坡」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「シンガポール」です!
シンガポールと言えば、東南アジアでは貿易・交通・金融の中心地の一つであり、なんと外国為替市場と世界の港湾取扱貨物量で上位2港のうちの1港でもある、そんな経済大国なのをご存じでしょうか。
世界銀行の報告書「ビジネス環境の現状」でも、シンガポールは9年連続で「世界で最もビジネス展開に良い国」に選ばれているほど。
また、日本人の海外旅行先としても人気が高く、セントラル地区にある「マーライオンの像」は有名ですね。
なんでライオンの像があるのかというと、シンガポールはマレー語で「スィンガプラ」。直訳すると「ライオンの町」となることから、この像がシンボルとして置かれているのだとか。
今年の夏はシンガポールに行きたくなってきました・・・。