2つの漢字はどちらもとても簡単で、「水」と「団」の「水団」です。
「団」は、団体、団子など「固まる」という意味がありますので、「水が固まった何か」と予想できますが、どうでしょうか?
そのまま音読みにすると「すいだん」。
実は、これが近からず遠からずの読み方なんですが、正しい読み方はいったい何でしょうか?
「水団」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 食べ物がないときなど、この料理は重宝します。
ヒント➁ 味はかなり淡泊で、シンプルイズベストな食べ物です。
ヒント③ 「〇〇とん」と読みます。
「水団」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「すいとん」です!
「すいとん」って何?と思った方は、かなり恵まれている最近の若者とお見受けします。
「すいとん」とは、小麦粉を練って茹でただけの料理のことをいい、一般的には家に具材が何もないとき、今月は家計が厳しいとき・・・に活躍する料理です。
歴史をたどると、室町時代にはすでに存在していたようで、江戸時代前後には庶民の味として定着し、関東大震災などの食糧難の時代に大活躍したとも言われています。
そんな「水団」ですが、現在では一緒に野菜やお肉、出汁なども工夫され、一つの鍋料理として、また、各地方のカラーを出した郷土料理として親しまれるようになりました。
あの飽きのこないシンプルな味わいが何とも言えない「水団」、ぜひご賞味あれ!