今日の難読漢字は
「悪食」
「慇懃」
「押捺」
の3つです。
さあ、何と読む?
目次
まず最初の難読漢字は「悪食」!
素直に読めば「あくしょく」。
もちろん、この読み方も間違いではありませんが、正しい読み方も覚えるようにしましょう!
「悪い食べ物」と書く以上、賞味期限が切れていたり、食べるとまずいもの・・・と予想できますが、いかがでしょうか?
意味も2つありますので、この機会に覚えてしまいましょう!
「悪食」の読み方のヒントはコレ!
「〇〇〇〇」の4文字です。
ちなみに、「食」は「しょく」とは読みません!
「悪食」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「あくじき」です!
「悪食」とは、「悪い食べ物」と書きますが、ニュアンスは「粗末な食べ物」に近いものです。
また、誰もが食べたくないような、いわゆるゲテモノを食べることも表しており、ここから転じて「普通の人が嫌がってしないことをすること」という意味もあります。
ただし、「普通は」食べようとしないものを食べる行為ですから、珍味やそれなり食されているものは該当しませんのでご注意を!
次の難読漢字は「慇懃」!
この言葉は2文字だけだと普段あまり目にしないですが、4文字熟語はとても有名なものです。
でも、2文字だけの場合は誉め言葉になりますが、4文字熟語になると皮肉になる、相反する意味をもつ言葉でもあります。
「慇」も「懃」も漢字が難し過ぎて、読み方の糸口さえも見つかりませんが、ヒントを参考に頑張ってみてください!
「慇懃」の読み方のヒントはコレ!
「い〇〇ん」の4文字です。
「礼儀正しい」という意味があります。
「慇懃」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「いんぎん」です!
「慇懃」とは、「礼儀正しい」ことを表す漢字で、人に使う場合は誉め言葉になります。
その半面、「慇懃無礼」という4文字熟語は人に使うと悪口になるもので、「丁寧すぎるその態度が逆に失礼である」という意味になります。
どちらかというと、「慇懃無礼」の方がメジャーになりすぎて、「慇懃」だけで使うシチュエーションは少ないですが、正しい意味を知り、然るべきときに使えるようにしましょう!
最後の難読漢字は「押捺」!
申請用紙など、ハンコを押す用紙には「押印」という文字がありますよね。
今回はその言葉と非常によく似たもので、「押捺」です。
押印も「押捺」も似ていて、どっちがどっち?となってしまいますが、厳密には意味が違うことをご存じでしょうか?
読み方だけでなく、意味も正しく理解して使えるようになりましょう。
「押捺」の読み方のヒントはコレ!
1文字目は「おう」です。
「おう〇〇」の4文字です。
「押捺」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「おうなつ」です!
似た言葉として、「押印」「捺印」がありますが、どちらも「ハンコを押す」という共通の意味があります。
その中で、押印とは「ハンコを押す行為」を意味し、捺印とは「ハンコを押した陰影」という意味合いがあります。
実務上での話をすると、自分が名前を書いて署名した際、その署名が正しいものであるという証明に押す印鑑のことを「捺印」、単純に用紙やスタンプラリーなどのカードにハンコを押す行為が「押印」となります。
今回の「押捺」は、この「押印」と「捺印」の2つの意味を合わせもつ、便利な言葉なんですね!