今日の難読漢字は
「異しい」
「質す」
「詰る」
「微睡む」
「労い」
の5つです。
さて、なんと読むか分かりますか?
目次
まず最初の漢字は「異しい」!
「異しい」
「異性」「異国」のように「異なる」という意味で使われる漢字ですが、なんと読むかわかりますか?
かなり難題ですよね。
「異しい」読み方のヒントは?
ヒントは「異様」なもの「異質」なものに対して使われることが多く、肯定的なニュアンスでは使われません。
類語としては
「不審な」
「得体の知れない」などが挙げられます。
「異しい」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「あやしい」
です!
「あやしい」という漢字は他に「妖しい」「奇しい」「怪しい」があります。
「妖しい」は「妖しい魅力」など神秘的なものに対して使われることが多く、「奇しい」は「妖しい光」のように滅多にみることができない不思議なものに対して使われます。
「異しい」は通常とは違う奇妙なものや人と同じでないものに対して使われますが、現在は「怪しい」を使うほうが一般的です。
「異しい」という漢字をあえて使う場面はありませんが、こんな読み方もあるのだと知っていると面白いですね。
次の漢字は「質す」!
「質す」
「しちす?」「しつす?」どちらも違います。
「質」という漢字を他の読み方で使う機会はほとんどないので、なんと読むのか悩んでしまうのではないでしょうか?
「質す」読み方のヒントは?
ヒントは、この言葉は「わからないことや不明瞭なことを質問することで確かめる」場面で使います。
類語としては
「訊ねる」
「尋問する」などが挙げられます。
「質す」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「ただす」
です!
「質問の真意を問い質す」
「事実関係を問い質す」などのように使います。
よく間違いを見かけるのが「問い正す」というもの。
間違ったことを「正す(ただす)」のではなく、不明瞭なことを質問して明らかにするという意味で「質す(ただす)」の漢字を使うというわけです。
また過ちや罪を追及する場合の「問いただす」は「糾す(ただす)」を使います。
どれも日常生活で使う言葉なので、しっかり間違えずに使いわけたいですね。
次の漢字は「詰る」!
「詰る」
「つまる」と読んでしまったあなたは間違いではありません。けれども実際に使われるのは「詰まる」の方が一般的です。
他にも「詰める(つめる)」という読み方にも馴染みがありますね。
「詰る」読み方のヒントは?
ヒントは、この読み方をする時は「詰られる」といった使い方もします。「非難して問いつめる様子」を表す言葉です。
類語としては
「責めたてる」
「文句を言う」などが挙げられます。
「詰る」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「なじる」
です!
例えば
「彼女は彼の心変わりを詰った」
「その男は詰るような瞳でじっと見つめていた」
のように使います。
同じ「詰」の漢字を使った言葉で、相手を責め問いただす「詰問(きつもん)」という言葉があります。
似た意味の言葉ですが「詰問する」は「相手のミスや失敗を強く問い詰める時に使われ、「詰る」は「相手への不平不満をぶつけて非難する」といったニュアンスで使われることが多いといえます。
どちらもあまり体験したくない状況ですね。
続いての漢字は「微睡む」!
「微睡む」
なんと読むかわかりますか?
「微睡(びすい)」に送り仮名の「む」がつくと、同じ意味でも違う読み方になります。
「微睡む」読み方のヒントは?
ヒントは「ほんのわずかな時間眠る」「寝入る時の様子」を表す時につかいます。
類語としては
「うつらうつらする」
「うとうとする」などがあります。
「微睡む」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「まどろむ」
です!
「徹夜が続いたのでわずかな時間微睡んだ」
「窓辺で暖かい日差しを浴びながら微睡む時間」
などのように使います。
就寝時のようにしっかり眠るのではなく、昼寝や居眠りなど短い時間に浅い眠りにつくような状態の時につかいます。
もともとは目がどろんとしている様子を表し「目(ま)どろむ」でしたが、後に当て字で「微(わずか)」な時間「睡(ねむる)」という漢字を使うようになりました。
ひらがなで書くことが多い言葉ですが知っているだけで少し得意になれますね。
最後の漢字は「労い」!
「労い」
「労働(ろうどう)」
「疲労(ひろう)」などのように、日常でよく見るこの漢字。
「労い」の場合は、何て読むのでしょう。
「労い」読み方のヒントは?
ヒントは、この言葉は「相手の労苦に対しての感謝」という場面で使われます。
類語としては、
「慰労」や、
「いたわり」などが挙げられます。
「労い」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「ねぎらい」
です!
「労いの言葉をかける」のように、相手の苦労や頑張りに対しての感謝の言葉として使います。
自分と同等もしくは、下の人に対して使うのがベターなので、目上の人に対しては使わない方が良いでしょう。
また「労」は、
「労い」「労う」だと、「ねぎらい(う)」
「労わる」だと、「いたわる」と読みます。
送り仮名によって読み方が変わってくるので、注意してくださいね。
まとめ
今日の漢字5つ、いかがでしたか?
もし5つとも読めたら本当に凄いです!!
日常で難読漢字が読めると楽しくなりますよね、またクイズに挑戦してくださいね(*^^*)
最後までお読みいただき、ありがとうございます!